2020 Fiscal Year Research-status Report
臨床看護師の攻撃性対処能力育成のための教育プログラムの効果測定
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19K19495
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
佐藤 可奈 九州大学, 大学病院, 学術研究員 (00757560)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 看護管理 / リスクマネジメント / コミュニケーション |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、患者・家族の攻撃性に対する臨床看護師の対処能力を育成するための教育プログラムを構築することを目的としている。 令和2年度は、令和元年度に実施した、看護職515名を対象に実施したインターネット調査に基づく介入効果を評価するための測定尺度MAVAS(Management of Aggression and Violence Attitude Scale (Duxbury, 2008))日本語版の評価において妥当性・信頼性ともに数値基準を満たさなかったことから、測定方法についての検討を重ねた。その結果、調査において構成概念妥当性の検討のために用いた、the Japanese Version of the Attitudes Towards Aggression Scale(中平ら, 2017)を補助的に用いることとなった。MAVAS日本語版の信頼性・妥当性の検証結果について、第24回日本看護管理学会学術集会にて学会発表を行った。 また、先行研究の結果をもとに介入プログラムのe-learning教材の作成を進めた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、e-learning教材作成のためのツールが増加したこと、加えて教材作成業者の業務縮小が生じたことから、作成における外部委託について再検討を行い、外部委託を縮小することとした。 今後は作成した教材を用いて介入および効果測定を行っていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
測定尺度の信頼性・妥当性が確認できず再検討が必要になったため、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、各所の業務縮小・延期が生じたため
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Strategy for Future Research Activity |
今後は作成した教材を用いて介入および効果測定を行っていく予定である。
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Causes of Carryover |
介入時期を延期したため、調査に係る費用を繰り越すこととなった。
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