2021 Fiscal Year Research-status Report
臨床看護師の攻撃性対処能力育成のための教育プログラムの効果測定
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19K19495
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
佐藤 可奈 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 非常勤講師 (00757560)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 看護管理 / リスクマネジメント / コミュニケーション |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、患者・家族の攻撃性に対する臨床看護師の対処能力を育成するための教育プログラムを構築することを目的としている。 令和3年度は、介入プログラムの実施計画を進めた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、医療機関における教育研修のほとんどがe-learningに移行している状況であり、e-learning教育が飽和状態にあることから、対象施設の確保が困難になっている現状をふまえ、対象者のリクルート方法の再検討を行った。調査会社の登録モニターを利用することにより、対象者背景の多様性を確保するとともに、e-learning教育のプラットフォームならびに対象者データの追跡方法を確保した。 また、令和2年度に作成したe-learning教材の内容および構成について、他の教育研究者および調査会社の協力を得て再検討を行った。近年の関連研究の成果を概観し、教育内容については、先行調査により抽出したコミュニケーション関連の教育要素に加え、近年海外で試行されている基礎教育課程の学生に対するDe-escalation教育介入の研究知見を参考にした内容の精錬を行った。加えて、教材の構成については、脱落を防止すべく、教材全体の視聴時間の短縮に加え、短時間への分割を行い、視聴の利便性を図った。また、未視聴を防止するため区分ごとに内容に関する設問を設けた。 今後は作成した教材を用いて介入および効果測定を行っていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染の影響により、研究対象医療機関の確保が困難となり対象者のリクルート方法の再検討が必要となったため
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Strategy for Future Research Activity |
今後は作成した教材を用いて介入および効果測定を行っていく予定である。
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Causes of Carryover |
介入時期を延期したため、調査に係る費用を繰り越すこととなった。
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