2020 Fiscal Year Research-status Report
ルーラル地域で働く看護職者に必要なコンピテンシーと教育プログラムの開発
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19K19504
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Research Institution | Okinawa Prefectural College of Nursing |
Principal Investigator |
野田 千代子 沖縄県立看護大学, 看護学部, 研究員 (60647014)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | ルーラル / 看護職者 / コンピテンシー / 教育プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年3月に沖縄県立看護大学研究倫理審査委員会より本研究の第一段階についての倫理審査の承認(承認番号:20018)を得た。第一段階の研究の課題は「ルーラル地域で働く看護職者に必要なコンピテンシーと教育プログラムの開発 ―第1段階:質問紙調査、および半構造化面接―」であり、概要は以下の通りである:
研究全体は全部で3段階の過程を経て完成するものだが、本研究はその中の第1段階に位置する。まず第1段階において、全国のルーラル地域の保健医療の教育研究者・実務家リーダー(看護師、保健師、医師)各3~4名を対象に質問紙調査、および面接調査を行い、野田(2018)のコンピテンシーを基に作成したルーラル地域の看護職者のコンピテンシーおよび調査方法についての意見を聴取する。これらの結果分析によりルーラル地域の看護職者のコンピテンシー第1次案を作成する。次に第2段階では全国の375か所の市町村にある無医地区、準無医地区の診療所、または市町村保健センターで働く保健医療の実務経験者(看護師、保健師、医師)を対象に、コンピテンシー第1次案の優先度についての3回のデルファイ法による自記式質問紙調査(5段階のリッカー度尺度)を行う。これらの結果分析によりルーラル地域の看護職者のコンピテンシー第2~4次案を作成するとともに、全国共通の教育第1次案を作成する。最後の第3段階において、全国のルーラル地域の保健医療の教育研究者・実務家リーダー(看護師、保健師、医師)各3~4名を対象に質問紙調査、および面接調査を行い、全国共通の教育第1次案についての意見を聴取する。これらの結果分析により全国共通の教育第2次案を完成する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
文献検討に時間を要していたこと、および新型コロナウィルス感染症の流行による影響で保健医療従事者への面接調査の研究協力依頼ができない状況にあった。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の当面は新型コロナウィルス感染症の流行は収束する見込みが薄いことから、保健医療従事者への面接調査については対面ではなく、遠隔カメラを利用した方法に切り替えて実施していく。
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Causes of Carryover |
研究の進捗が予定よりも遅れたため。
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