2022 Fiscal Year Research-status Report
文化に調和した看護ケアを実現するための実践モデルの構築と臨床応用の検討
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19K19511
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
寺岡 三左子 順天堂大学, 医療看護学部, 教授 (30449061)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | cultural competence / international patients / cultural congruent care / 異文化看護 / 文化ケア |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、2016-2019年に実施した「文化に調和した看護ケアを実現するための文化的概念モデルの構築」を基盤とし、文化に調和した看護の実践モデルを構築することが目的である。初年度の2019年度は創出した概念モデルを基盤に、得られた概念が見いだせるかを検証し、実際的な内容を具体化するために、文化的背景の異なる対象者と関わる看護職の実践を観察すべく調査の準備を行った。その後、COVID-19流行の影響により、当初予定していた臨床に入ってのフィールドワークは叶わず、研究方法について再考した。2022年度は、臨床でのフィールド調査は対象者が看護職であり、感染対策や付随する業務で多忙の中、研究テーマへの関心が低下していることが考えられるため、データ収集のタイミングとしては適切でないと判断し、これまでのデータの見直しを継続するとともに、関連する論文内容の分析を進めた。具体的には、創出したコア概念の下位概念を具体的に導出し、各下位概念と全体のモデル図との整合性を確認した。その結果、概念モデルへの追加を検討すべき新たな要素を見出した。これらの要素をふまえ、仮説として概念モデルの実践モデル化を試みた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2022年度後半に入り、COVID-19に対する水際対策がさらに緩和されたこと、調査候補国の感染対策も緩和されたことから、国外フィールドワーク再開の準備を開始している。COVID-19流行直前に打診していたタイ都市部にある外国人を多数受け入れている病院へのコンタクトを再開し、具体的な調査の実施時期や内容について交渉中である。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の計画どおり、国外のフィールドワークを開始し、データ収集をふまえ、創出した概念モデルを精錬する予定である。得られた知見については国際学会で発表を行うとともに、論文にて最終的な研究成果を報告する。
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Causes of Carryover |
当初予定していた国内外でのフィールドワークがCovid-19の影響により、実施できない状況が続いたため。次年度は国外フィールドワーク(タイ)における活動で使用予定である。
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