2021 Fiscal Year Research-status Report
がん看護分野の専門看護師・認定看護師が地域と連携協働する看護ケアモデルの開発
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19K19512
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
福地本 晴美 昭和大学, 保健医療学部, 教授 (00644585)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 専門看護師 / 認定看護師 / 看護ケアモデル / がん看護分野 |
Outline of Annual Research Achievements |
病院に所属する専門看護師:Certified Nurse Specialist(以下CNS)認定看護師:Certified Nurse(以下CN)が、他分野のCNS/CNと協働して、地域と連携した取り組みや、看護の質向上に貢献している様々な連携協働の取り組み成果を明らかにし、それをモデルとして可視化することを目的とする。 本研究では、がん看護を中心に地域と連携した取り組みに焦点を当てる。対象は、がん診療連携拠点病院に勤務するCNS/CNおよび、CNS/CNが所属する部署の看護 管理者(看護師長)とする。看護管理者には、CNS/CNが地域と連携協力するために、どのように活用しているか、がん看護CNS・がん関連のCNには、他分野のCNS/CNとどのように協働し地域連携による成果を上げているのかを記述式アンケートおよびインタビューにより明らかにする。 対象は、都道府県がん診療連携拠点病院の50病院、地域がん診療連携拠点病院(高度型)の14病院、地域がん診療連携拠点病院325病院の合計389病院のがん看護CNS・がん関連CNと看護管理者(師長)とする。対象病院の看護管理者(看護部長)に、研究依頼を行い協力が得られた対象者の中で、他分野のCNS/CNと連携協働の仕組みや、成果を上げた事例ついて、どの分野のCNS・CNとどのように連携を図ったのか、なぜその分野CNS・CNと協働したのか、その理由と成果について記述式アンケート調査する。その中から、インタビューの同意が得られたがん看護CNS・がん関連CNに半構造インタビュー調査をする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2019年度から研究の遅れが生じていた。2020年度に、全国都道府県がん診療連携拠点病院・地域がん診療連携拠点病院のがん看護CNS/がん関連のCNが、他分野のCNS/CN、地域と連携協働した事例についてインタビュー調査をする予定であった。しかし、コロナ禍のためインタビュー調査が実施できなかった。また、病院勤務と看護学科の教員を兼務しており、職員や学生のコロナ罹患者の対応や業務調整をしているため、研究に費やす時間の確保が困難な状況だった。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度、がん看護CNS/がん関連のCNが、他分野のCNS/CN、地域と連携協働した事例について文献検討を行い、がん看護学会で発表を行った。今後は、その発表内容を論文投稿予定である。2022年度は、作成した論文内容を踏まえ調査項目を作成してアンケート調査予定である。
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Causes of Carryover |
2021年度の残金2,052,951円が次年度使用になった理由は、学会発表がハイブリットであり旅費、宿泊費が生じなかった。研究計画の遅れにより、インタビューのための旅費、宿泊費が発生しなかった。 2022年度は、対面インタビューの許可が得られた場合、旅費、宿泊費、謝金として使用予定である。
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