2023 Fiscal Year Research-status Report
放射線災害看護のシミュレーション教育用シナリオ(日本語版・英語版)の開発
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19K19525
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
漆坂 真弓 弘前大学, 保健学研究科, 准教授 (70326304)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 放射線災害 / シミュレーション教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
シナリオについて、被ばく医療の専門家から放射線リスクコミュニケーションが重要であるが、リスクコミュニケーションに関する資料や理解について検討の余地があると指摘を受けた。リスクコミュニケーション及びリスク認知に関する基礎的知識も含めた資料の検討、リスクコミュニケーションについての到達目標について見直した。この修正を加えた時系列、対象別、状況別の課題を設定したシナリオについて修正を行っている。再検討したシナリオについては被ばく医療の専門家及びシミュレーション教育の専門家から助言を受ける予定である。同時に、αテスト、βテストが実施できていないため、研究協力者を募り、検討し直したシナリオのテストを行う準備も進めている。 リモート参加でのシミュレーションについて、到達目標と教育ツールの検討をしている。対面とは異なり、リモート参加では体験できることに限りがある。リモートによる発言のしにくさ、参加のしにくさ、参加者同士のコミュニケーションの取りにくさなども考慮し、ブリーフィングの行い方について見直しをはかっている。シミュレーション教育の専門家からファシリテーターが十分に機能できていないとの指摘を受け、その役割について再検討している。また、リモート参加で活用できる、例えばVR教材などを用いることや、リモートならではの教育ツールの活用についても助言を受け、現在、どのような教材が使用できるのかを情報収集及び検討中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
学内での役割、学部及び大学院教育にエフォートを置いたこと、個人的な事情(介護)により研究を行うことが難しい状況にあった。シナリオの作成、見直しにとどまっている状況にあるため、令和6年度はシナリオの検証および妥当性について検証し、日本語版及び英語版のシナリオ作成を目指す予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
作成したシナリオ、リモート参加のシナリオについて、αテスト、βテストを実施し、シナリオの検証をする予定である。またシミュレーション教育の専門家、被ばく医療の専門家からシナリオについて助言を受け修正をしていく。検証できたシナリオから順次、英語版に翻訳していく予定である。
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Causes of Carryover |
研究の遅延により、作成したシナリオのαテスト、βテストを行うことができなかった。そのためテスト参加者およびテスト検証後の専門家からの助言に対する謝金支払いが生じなったため残金が生じた。 作成したシナリオの検証のため、研究協力者を募りαテスト、βテストを実施し、国内外の研究者にシナリオについて助言を求め、シナリオの修正を行う予定である。 研究費については、主には、研究協力者とシミュレーション教育や被ばく医療の専門家への謝金、シナリオの英語版作成に向けた校閲等で支出する予定である。
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