2020 Fiscal Year Research-status Report
看護基礎教育におけるバーチャルリアリティ手法を用いた教育方略の開発
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19K19545
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
大滝 周 昭和大学, 保健医療学部, 准教授 (20644579)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | バーチャルリアリティ / シミュレータ / 看護学生 |
Outline of Annual Research Achievements |
身体侵襲を伴う処置や手技が必要となる急性期看護実習で多くの看護学生らが困難感を抱くと言われている。シミュレータを用いることで、侵襲性の高い状態の患者の状態を作り出すことはできるものの、現実の患者が置かれている状況を作り出すには限界が生じている。そこでシミュレータを用いたトレーニングに、「現実世界」の情報とコンピューターグラフィックスなどで作られた「人工的な世界」の情報を組み合わせるバーチャルリアリティの手法を融合することで、現実に即した侵襲の高い患者の理解に繋がると考えた。 そこで本研究は、シミュレータを用いた看護基礎教育にバーチャルリアリティの手法を融合することで、侵襲性の高い患者を理解するための教育方略を開発すること目指している。 コロナ渦の影響で、昨年度と引き続き、医学中央雑誌、PubMed等を活用し文献検索を行うとともに、バーチャルリアリティに関する手法の情報収集の実施にとどまった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
予備調査を行う予定であったが、コロナ渦の影響で、情報収集およびプログラム検討にとどまったため、進捗状況を遅れているとした。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は、以下を進めていく予定である。 ① 本研究に最も合致するVRの手法を選択し、開発依頼する。 ② プログラムをもとに評価すべき評価ツールを検討する。 ③ プログラムと評価ツールを用いた予備調査を行う。
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Causes of Carryover |
バーチャルリアリティの手法を用いるため、Microsoft Hololensを購入予定であったが、進捗状況が遅れているため使用しなかった。次年度、次年度の予算と合わせ、使用する予定である。
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