2019 Fiscal Year Research-status Report
急性心不全患者の離床プロトコルの作成~離床評価基準の妥当性・信頼性の検証~
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19K19571
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Research Institution | Hokkaido University of Science |
Principal Investigator |
石川 幸司 北海道科学大学, 保健医療学部, 講師 (80756867)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 急性心不全 / 早期離床 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は急性心不全患者が安全に離床するための指標を明らかにし、早期離床を効果的に促進させる評価シートを開発することが目的である。評価シートを用いた離床プログラムを開発する。まず、評価指標を明らかにするための文献レビューに取り組んだ。過去の研究において、急性心不全患者の離床に関連する研究について検索した。急性期の早期離床に関しては、集中治療領域において早期からの理学療法によってICU滞在日数の軽減などの効果が検証されていた。しかし、急性心不全患者においては、急性期からの早期離床を前向きに検証している研究は散見されなかった。しかし、後ろ向き研究によって検証されていた急性心不全患者の離床プログラムが存在する。この文献を参考に、急性心不全患者の早期離床を促進させるための離床プログラムの検討を行っている。現在は、この離床プログラムにおける評価項目およびプログラムの進行方法について、専門家会議において妥当性を検証している段階にある。妥当性の検証を終えた後は、倫理的な配慮について精査し、所属施設における倫理審査を予定しており、その後多施設共同で前向きに実施する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
離床プログラムとしての評価項目は概ね評価できており、妥当性の検証を実施している段階にあるため。
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Strategy for Future Research Activity |
離床プログラムの検証ができ次第、多施設前向き研究として実施予定である。
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Causes of Carryover |
学会への参加予定が変更となったため
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