2020 Fiscal Year Research-status Report
前立腺がん術後患者の自己管理スキルを高める支援プログラムの開発と有用性の検討
Project/Area Number |
19K19585
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Research Institution | Doshisha Women's College of Liberal Arts |
Principal Investigator |
天野 功士 同志社女子大学, 看護学部, 助教 (40756194)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 前立腺がん / 下部尿路症状 / 自己管理 / 尺度開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、前立腺がん術後患者用自己管理アセスメントツールを活用した「前立腺がん術後患者の自己管理スキルを高める支援プログラム」の開発と、その有用性を検討することを目的としている。2020年度は、「前立腺がん術後患者用自己管理スキルアセスメントツール」を開発する準備段階として、前立腺がん術後患者を対象に下部尿路症状に関する自己管理の様相を明らかにするための面接調査を行った。 面接調査は、前立腺がんに対して前立腺全摘除術を受けた患者で、選定基準は、①術後に下部尿路症状を認めているもしくは過去に症状があったが改善して1年以内であること、②85歳未満であること、③退院後1か月以上経過していること、④言語的コミュニケーションが可能なこと、のすべてを満たす患者とし、同意の得られた13名を対象とした。得られたデータについては、現在、がん看護の専門家からのスーパーバイズを得ながら、Mayringの内容分析の手法に基づいて分析を行っている。 また、面接調査の分析と並行して、「前立腺がん術後患者用自己管理アセスメントツール」の項目抽出を行っている。現在、項目の内容妥当性の検討に向けて、項目の精錬化を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
前立腺がん術後患者への面接調査において、新型コロナウイルスの影響によって、対象施設でのデータ収集が困難となり、予定していた対象者の人数を確保することに時間を要した。また、今後のアンケート調査に向けたフィールド確保において、調整が必要となった。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルスの状況をふまえつつ、アンケート調査の実施時期、対象施設の依頼についての検討を行う。対象者数の確保が困難である場合は、前立腺がん術後患者の外来診療を行っている他の医療施設に調査を依頼する予定である。なお、施設等において、対面での面接調査を行う際には、感染予防対策を十分に検討した上で実施し、感染の拡大を予防することとする。
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Causes of Carryover |
研究計画が遅れており、患者へのアンケート調査が実施できていない。次年度より、研究協力者への謝金、英文翻訳費等に使用する予定である。
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