2019 Fiscal Year Research-status Report
注意力障害評価を軸とした神経認知障害群の同時スクリーニングに関する研究
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19K19592
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Research Institution | Kawasaki University of Medical Welfare |
Principal Investigator |
古賀 雄二 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 准教授 (90756727)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 神経認知障害群 / 注意力障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は同一ツールを用いて神経認知障害群の同時スクリーニングを行うことを目的としている。国内の2大学病院で70歳以上患者を対象として実施する。精神科医が診断する神経認知障害群の評価結果と、看護師が評価ツールを用いて評価した結果の関連を調査する。 1施設目について、予定病棟において評価ツール導入を依頼されて進めていたが、当該の評価ツールの導入を当初の予定病棟だけでなく病院全体で進めることになった。そのため、当初の予定病棟以外の病棟を含めてデータ収集を行うことできるという、本研究の意義を高めることが可能となる状況が生じた。そのため、他の病棟に対する当該評価ツール導入の説明と導入準備を行い、その後、他の病棟および診療科に対する研究説明を行い、対象病棟を拡大してから倫理審査を受審するよう計画を修正した。現在は、当該施設の全病棟に対する評価ツール導入を進めている。 2施設目については、担当者の異動によりデータ収集が困難となった。そのため、他の施設をリクルート中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
1施設目について、予定病棟において研究に関係なく評価ツール導入を依頼されて進めていた。しかし、当該の評価ツールの導入を当初の予定病棟だけでなく病院全体で進めることになり、本研究の対象病棟を拡大できるという本研究の意義を高めることが可能となる状況が生じた。そのため、対象病棟を拡大するよう研究計画を修正したため、進捗が遅れている。 2施設目については、研究協力者の異動によりデータ収集が困難となったため、他の施設をリクルートしている状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
1施設目については、対象病棟の拡大を進めるとともに、評価ツールの適切な導入を進めていく。しかしながら、COVID-19の影響により、病棟看護師を対象とした研究説明会の開催時期など考慮すべき点があり、適宜計画を修正しながら開始時期については対象病棟責任者と検討していく。 2施設目については、1施設目の協力者より紹介を得る形で対象施設のリクルートを進めていく。
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Causes of Carryover |
本研究は国内2施設でデータ収集を行う予定である。しかし、2施設目(施設A)は協力者の異動によりデータ収集困難となり、他の施設(施設B)をリクルート中である。そのため、施設Aで予定していた複数回の研究説明会などが中止となったこと、施設Bのリクルートで施設訪問を行ったことにより、旅費の使用計画に変更が生じた。また、研究全体として進捗が遅れていることから、物品の購入計画に変更が生じた。 修正した研究計画に基づき、2020年度中に1施設目の倫理審査を受審し、データ収集を開始し、それに伴う予算を執行していく。同時に2施設目のリクルートおよび説明会など、研究開始に必要な予算を執行する。2021年度は、得られられたデータの分析、論文作成を進めるために必要な予算を執行していく。
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