2020 Fiscal Year Research-status Report
摂食障害の子どもをもつ親に対する簡易版心理教育の効果検証
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19K19597
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
平井 孝治 福井大学, 学術研究院医学系部門, 助教 (70723013)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 摂食障害 / 心理教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、摂食障害の子どもをもつ親に対して簡易版心理教育が有効かを検証することである。なお、アウトカムの評価を主観的心理評価のみならず、生物マーカーを用いた評価も加えることでより重層的な検証を試みる予定である。 現在までに、選定基準に則した研究対象者をリクルートするため、既知のフィールドに加えて、新規での開拓もすすめた。本研究では複数回の検査や介入を予定していることから、研究のリクルートやフィールド開拓の際には心理教育の内容を含む丁寧な説明を行い、対象者との信頼関係を形成する必要があった。加えて、新型コロナウイルス感染拡大に伴って当初予定していた症例数を集めることがより難渋し、現在では少ない症例数で検証可能な研究デザインに変更中である。心理教育の実施は年度内にすすめる予定である。 また、生物マーカーでの評価に向けて、実験環境の準備も同時にすすめた。実験に必要な機器の購入に加えて、得られる試料を実験し解析する際の補助員の確保にも継続して努めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、参加者のリクルートおよび心理教育実施が難渋した。より少ない症例数で遂行可能な研究デザインを検討し、倫理申請書の変更をおこなっている。審査が通り次第、研究遂行に向けて前進できる。
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Strategy for Future Research Activity |
少数の症例で実施可能な研究デザインに変更された計画書を倫理審査に付する。 その後、選定基準に則した対象者が集まり次第、介入とデータ収集にすすむ。
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Causes of Carryover |
研究対象者のリクルートが思うように進んでいないことが大きな理由である。介入とデータ収集に伴い、実験機器の購入に当てていく。
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