2019 Fiscal Year Research-status Report
SLE再燃ハイリスク患者の疲労感マネジメントモデルの開発と有用性の検討
Project/Area Number |
19K19626
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Research Institution | Hyogo University of Health Sciences |
Principal Investigator |
井上 満代 兵庫医療大学, 看護学部, 講師 (70803667)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | SLE / 再燃 / 疲労感 / マネジメント / モデル開発 / 有用性の検討 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は3年間で計画しており、目的が3つある。1年目(2019年度)~2年目(2020年度)では研究目的1と2,3年目(2021年度)は研究目的3の達成を目指している。 研究目的1:SLE再燃ハイリスク患者の疲労感のトリガー要因を明らかにすること、目的2:SLE再燃ハイリスク患者の疲労感マネジメントモデルの開発、目的3:目的2では開発したモデルの有用性を検討することである。 【2019年度~2020年度】の計画としては、研究目的1:過去1年間に2回以上の再燃(SLEDAI≧3)の既往のある30名を対象に疲労感の引き金となる要因を同定することである。研究2:研究対象者1の参加者の中から疲労感のマネジメントに関するインタビューに同意が得られた10名を対象とし、疲労感のマネジメントの実際を内容分析を用いて明らかにするとしていた。現在、研究代表者が所属する大学の研究倫理審査委員会で上記の研究実施について承認を得ており、研究協力施設での研究倫理審査委員会への申請準備が整った段階である。新型コロナ感染症の収束状況により、研究協力施設からの研究実施の許可が得られれば、データ収集が可能である。 【2021年度】の計画としては、研究目的3の達成を目指す。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2019年度は主に研究目的1の達成を目指していたが、研究代表者の所属する大学の研究倫理審査委員会への申請が予定よりも2ヶ月遅くなってしまい、その時点で計画からやや遅れている状況である。2020年2月には研究協力施設での研究倫理審査委員会への申請が可能な状況であったが、新型コロナ感染症拡大により、申請許可を待っている状況である。今後、研究協力施設からの許可が得られれば、研究倫理審査委員会への申請、承認を得て、データ収集の運びとなる予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は研究協力施設からの研究倫理審査申請への許可が出れば、申請し、承認を得て、研究データ収集の運びとなることを予定している。しかし、今後も新型コロナ感染症が収束しない状況があれば、上記の運びも困難となるため、研究倫理審査委員会への申請のみを受け付けていただける施設を探すことを計画している。研究遂行が計画よりも遅れていることから、他の施設にも協力を求め、2施設でのデータ収集を同時に実施することにより、計画推進を図る。
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Causes of Carryover |
本研究は研究倫理審査委員会への申請が遅れたこと、新型コロナ感染症拡大予防に伴う研究協力施設での研究実施ができないことにより、研究計画が予定よりも遅れている。そのため、初年度である2019年度に予定としていた助成金の使用(本研究のデータ収集に使用する測定機器の準備)ができなかった。上記の理由により、次年度使用額が生じている。次年度は、研究実施に向けて、データ収集に必要な測定機器を準備するために、助成金の使用を計画している。
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