2022 Fiscal Year Research-status Report
独居高齢者の服薬アドヒアランス向上を目指した看護介入プログラムの構築と効果の検証
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19K19629
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Research Institution | The Japanese Red Cross Hiroshima College of Nursing |
Principal Investigator |
山本 知世 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 助教 (60803038)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 服薬アドヒアランス / 独居高齢者 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、独居高齢者を対象とした服薬アドヒアランスの向上を目指した看護介入プログラムを構築し、効果を検証することを目的としている。 予備調査での結果を踏まえ、本調査では高血圧のある独居高齢者のうち服薬アドヒアランスの低い者を対象に、介入研究を実施している。 高血圧のある独居高齢者のうち研究参加の同意が得られた30名に対して、MMAS-8を用いて服薬アドヒアランスのスクリーニングを実施した。その結果、高アドヒアランス〈8点〉5名(16.7%)、中等度アドヒアランス〈6点以上8点未満〉20名 (66.6%)、低アドヒアランス〈6点未満〉は5名 (16.7%)であった。 本調査は服薬アドヒアランスの低い者を対象としているため、低アドヒアランスの5名を対象に介入を開始している。本調査の対象者数は28名を予定しているため、引き続きリクルートを行っていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
服薬アドヒアランスをスクリーニングして、低アドヒアランスの者を探しているため、対象者のリクルートに時間がかかり、当初の計画から遅れが生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
独居高齢者の服薬アドヒアランスを向上するためのプログラムを実施し、その効果を検証する。なお、対象者確保の遅れを取り戻すため、引き続きフィールドを広げて、リクルート活動を積極的に行っていく。 本調査の計画は次の通りである。 1.デザイン:研究デザインは、無作為化比較試験による臨床介入研究である。 2.研究対象:研究対象者は、高血圧に対して服薬治療を行っている70歳以上の独居の者とする。 3.介入方法:まず、登録後1か月は、プログラムテキストを用いた知識提供を行う。つぎに、登録後2か月から4か月までは、服薬自己管理ノートを用いて、週1回の電話、月1回の訪問を行う。そして、登録5か月から6か月は、対象者の継続的な取り組みを評価することを目的としたフォローアップ期間とし、対象者から相談がある場合のみ対応する。 4.データ収集・分析方法:主要評価項目はMMAS-8とする。データ収集は、登録時と登録後4か月、6か月で行う。ベースライン比較を行った後、介入群と対照群の2群間の比較を行い、プログラムの効果を検証する。
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Causes of Carryover |
対象者の確保が遅れているため、リクルート、調査、介入に必要な人件費や旅費を次年度に使用する予定である。
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