2020 Fiscal Year Research-status Report
骨盤位の妊婦が実施する無煙棒灸の頭位変換の効果:ランダム化比較試験
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19K19644
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Research Institution | Saitama Prefectural University |
Principal Investigator |
東原 亜希子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (10803116)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 骨盤位 / 妊婦 / 灸 / リモート / 実行可能性 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、妊娠33週0日~妊娠35週6日の胎児は単胎・骨盤位(逆子)の妊婦を対象に、妊婦が実施する無煙棒灸の頭位変換の効果を検証することを目的として、無煙棒灸実施群と通常ケア群の2群によるランダム化比較試験を計画し、研究協力施設に依頼をしていた。しかし、COVID-19の影響にて妊婦への介入研究である本研究計画の参加は難しいとの対応であり、また研究者の所属研究機関においても入構制限がかかり、研究協力者である妊婦が、研究機関の実験設備である恒温恒湿室に来ることが困難となった。そのため、COVID-19の影響下において、研究継続が可能となる研究計画の変更が必要であった。 本研究の介入プロトコールは、骨盤位の妊婦自身が自宅で無煙棒灸を実施すること、至陰の経穴へ灸実施20分、1日2回、10~14日間(次の妊婦健診まで)である。そのため、確実に自宅で妊婦自身に実施してもらわなくてはならない。そこで、この灸実施方法や注意点の説明を、Web会議ツールZoomを用いてリモートで実施し、妊婦が介入プロトコール通りどれだけ実施できるか、実行可能性を検証することとした。COVID-19の影響下で妊婦が自宅でセルフケアとして実施できるための教材の一つとして、方法論の可能性の一つとして、どれだけ実施できるのか、何日間継続できるのか検証し実行可能性を調査することとし、研究計画を修正してコロナ禍で実施できる方法へと変更した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の影響により、研究計画の大幅な見直しを余儀なくされたため、やや遅れている。しかし研究計画書は完成しており、倫理審査を通して早急に開始する準備はできている。
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Strategy for Future Research Activity |
早急に倫理審査の申請および承認後に研究プロトコールの公表をし、リモートでの方法論の実行可能性の検証のための研究を開始していく予定である。COVID-19の影響にて対象者が研究参加に対して慎重になっている可能性もあるため、リクルートの厳しい状況が考えられる。参加しやすいと思える研究協力依頼の案内の工夫等考慮しながら進めていく。リクルートが難しい場合は施設数を増やすなど対応していく。また本研究と関連している研究代表者の論文を海外雑誌へ投稿する予定である。
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Causes of Carryover |
研究計画修正をし、リクルートまで行くことができず、介入を開始することができなかったため。使用計画は、データ解析用パソコン、介入方法である無煙棒灸を含めた自宅で妊婦が実施できるための灸セットの購入(無煙棒灸、着火剤・灰皿・防火シート・消火剤・消臭剤・棒灸セット入れバッグ)、妊婦へ灸セットを送るための郵送費、研究対象者である妊婦への謝礼、灸実施説明書のリーフレットや研究協力を依頼するためのポスターやパンフレット等の印刷費用、研究成果を英文学会誌へ投稿する際の英文論文校閲費及び投稿料などに使用計画である。
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