2020 Fiscal Year Research-status Report
Development and Evaluation of Educational Program to Reduce Disrespect and Abuse of Women during Facility-Based Childbirth in Tanzania
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19K19653
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Research Institution | St. Luke's International University |
Principal Investigator |
下田 佳奈 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 助教 (70803774)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | Disrespect and Abuse / Respectful care / 施設分娩 / タンザニア |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は、①プログラムの開発に向けたD&Aの実態調査を国際学術誌にて公表、②プログラム内容の詳細および実施施設の検討を現地研究協力者とオンラインでの協議を進めた。①については、タンザニアにおける看護・助産師に直接D&Aの実施経験を問うた調査であり、女性側からの報告が多い中、ケア提供者側からのデータとして貴重な結果と考察の公表となった。②については、タンザニアの臨床現場および教育現場に即した内容とするため、適切な教育介入方法についてタンザニア研究者とともに検討している最中である。介入対象となる病院施設および教育機関について、現地協力者の意見をもとに具現化を実施している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の世界的蔓延の中、1年間に渡ってタンザニアへの渡航が叶わず、想定していた研究場所および対象者の選定、現地での教材作成といった実施計画の実現可能性を検討することができなかった。そのため、当初2020年度に実施計画していた教材プログラム開発を完了することができず、最終年度の実施に向けてやや遅れが生じている状況であるため。
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Strategy for Future Research Activity |
現在進行中の教育介入のためのプログラム教材の開発を、できるだけオンラインで進め、渡航が可能となる時期を見計らって、最終段階であるプログラム実施に移行する。
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Causes of Carryover |
2020年度の世界的なCOVID-19の蔓延により、強い渡航制限がかかっている状況下において、当初予定していた渡航費用および現地での人件費などを使用計画通りに使用することができなかったため。2021年度に、出来る限り渡航し教育プログラムの実施することを検討し、渡航費、人件費の使用およびプログラム教材開発費としての使用を計画する。
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