2022 Fiscal Year Research-status Report
がんで長期入院中の子どもの理解 看護師の「アンテナ」と「何か言いたそうな感覚」
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19K19657
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Research Institution | Komazawa Women's University |
Principal Investigator |
秋田 由美 駒沢女子大学, 看護学部, 准教授 (40551081)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 看護師 / アンテナ / 小児がん |
Outline of Annual Research Achievements |
小児がん患者が多く入院する病棟での経験が豊富な看護師がもつ「アンテナ」「子どもが何か言いたそうな感覚」とはどのようなもので、それらをどのように身に着けたのか、またその感覚を身に着けるためには何が必要なのかを明らかにすることを目的に本研究を行っている。 今年度は、前年度に行った「臨床看護実践における『アンテナ』の概念分析」を基に作成したインタビューガイドを用いて、小児がん患者が多く入院する病棟で6年以上勤務した経験のある看護師を対象にインタビュー調査を実施した。全国の小児がん拠点病院および小児がん患者が多く入院する小児がん連携病院に、研究対象となる看護師に研究参加に関する説明書類等を渡していただくように研究協力依頼をした。その結果、複数の病院から研究協力の承諾を得た。2022年度中に実際にインタビュー調査を行うことができたのは1例(2023年5月現在3例)であり、その分析を進めている。 上記の理由として、covid-19の感染拡大の影響で研究者自身が、本研究のための時間を十分にとることができなかった。また、病院から研究協力の承諾を得た直後にcovid-19の全国的な感染拡大が生じたり、対象となる看護師から研究参加同意が得られた後にcovid-19の感染拡大が生じ、インタビュー日程の調整が困難になったりしたこともあった。covid-19の感染症法上の位置づけの変更等もあったため、今後は状況を見定めながら研究参加者を募る方法を検討していく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
計画では、2022年度に調査を終了している予定であった。しかし、covid-19感染拡大の影響を受け、研究者自身が十分な時間を研究に充てることができなかったこと、および研究参加者が得られなかったことから調査が十分にできなかった。研究参加者を十分得ることができなかった理由として、医療機関である研究協力施設の多忙さや、研究対象となる病棟看護師も普段と異なる状況での勤務により研究参加の余裕がなかったことも推察される。今後は施設のみに頼らない形での研究参加者の募集方法を検討している。
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Strategy for Future Research Activity |
施設への研究協力依頼と合わせて、学会会場等での研究紹介や研究参加者の募集、およびスノーボールサンプリングなどを考慮し、研究参加者を得ることができるように研究計画を修正する。また、on-lineインタビューに対し、抵抗感があったり、実施困難な研究対象者も考えられるため、covid-19の感染状況を見定めながら対面でのインタビューも考慮していく。
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Causes of Carryover |
研究進捗が送れ、インタビュー調査を十分実施できていないため、次年度使用額が生じた。次年度は研究参加者を得て、インタビュー調査を実施するため、および、成果として論文等をまとめるために助成金を使用する。
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