医療的ケアを要する在宅療養児の親が災害対策を準備するための支援プログラムの開発

2021 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 19K19664
• Research Institution: Fukuoka jogakuin Nursing College
• Principal Investigator: 中村 加奈子 福岡女学院看護大学, 看護学部, 准教授 (90584516)
• Project Period (FY): 2019-04-01 – 2023-03-31
• Keywords: 医療的ケア児 / 在宅医療 / 災害対策 / 親

Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、医療的ケア児の親の災害に対する自助力を高める効果的な支援教育プログラムを開発することである。
今年度の目的は、対象者へのインタビュー調査を行い、医療的ケア児の親の災害に対する認識や現状の災害対策について実態調査を行うことを予定していたがCOVIDー19の感染状況やその対応に伴い、実施を行うことができなかった。
また研究者の異動に伴う業務調整の都合もあり研究を進めることができなかった。
直接的な研究実施には至っていないが、研究会の参加、文献検索を行い、情報収集を継続している。また、倫理申請書の作成、インタビュー調査実施の準備を進めており、研究実施がかなう体制作りをおこなっている。

Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

COVID－19感染拡大に伴う研究遂行困難、感染拡大や感染対策に伴う教育関連業務の業務負荷拡大等により、研究実施の時間確保、スケジュール調整が困難であり、研究実施を進めることが予定通りにできていない。
また、年度途中での研究者の異動があり、研究体制の変更等のため、研究実施が滞った時期があった。

Strategy for Future Research Activity

予定していた医療的ケア児の親の災害に対する認識や現状の災害対策について実態調査を行うため、インタビューガイドの作成、研究実施に向けた倫理申請書作成を進めている。今年度はインタビュー実施を進めつつ、その後の研究計画の修正を行う予定である。
インタビュー、アンケートなど、非接触で実施する環境を整えるため、研究備品についても再度検討を進める。

Causes of Carryover

研究遂行が予定通り進まなかったため、費用を必要とする計画実施に至らず、計画と使用額に差額が生じたため。