2019 Fiscal Year Research-status Report
妊娠期・産後の生活習慣の行動変容に関わる心理社会的要因の明確化と介入内容の検討
Project/Area Number |
19K19671
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
白石 三恵 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (50632220)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 妊婦 / 生活習慣 / 食事 / 身体活動 / 心理社会的要因 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度は、妊娠期・産後の生活習慣の問題点の抽出、および生活習慣改善に関連する可能性がある心理社会的要因の抽出を目的に、文献レビューを行った。文献レビューの結果に基づき、インタビューガイドの追加・修正を行った。また、2020年度の調査開始に向け、フィールド調整、調査準備、倫理審査申請を行った。倫理委員会からの承認は得ている。 対象者のリクルート方法については、全国を4区分(北海道・東北・北陸/関東・甲信越・中部/近畿・中国・四国/九州・沖縄)に分類し、その4区分それぞれで行われるコホート研究(別研究)の調査対象者から、フォーカスグループインタビューへの協力の意思を表示した対象者に研究協力を依頼する予定である。4地区の調査フィールドの状況に応じて、各地区のリクルート方法の詳細を検討した。 調査期間は2020年8月-2021年7月を予定していたが、調査方法がグループインタビューのため、社会状況を考慮し、調査開始時期を延期しなければならない可能性が高い。また、妊娠期の生活習慣は、COVID-19により平時とは異なる状況である可能性があること、その生活習慣にはCOVID-19による生活の変化が影響している可能性があることから、当初の研究目的・仮説に照らして、調査開始時期については慎重に検討する予定である。調査方法についても、対象者に集合していただくグループインタビューではなく、オンラインでインタビューを行うことを含め、検討する予定である。また、リクルート方法についても、コホート研究(別研究)の調査方法の変更に伴い、改めて調整する予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
妊婦・産後女性の生活習慣に関連する心理社会的要因についての文献レビュー、およびインタビューガイドの作成、倫理申請、フィールド調整は終了している。おおむね予定通りに進行している。
|
Strategy for Future Research Activity |
2020年度は、別研究のコホート研究の一部の対象者に対して、インタビュー調査を実施する予定である。調査期間は2020年8月-2021年7月を予定しているが、社会状況により、開始時期が遅延する可能性がある。調査方法はグループインタビューの予定であるが、オンラインインタビューとすることも含め、再検討する予定である。
|
Causes of Carryover |
2019年度末に全国の各調査地区に伺い、調査実施の詳細について相談し調整する予定であったが、COVID-19の影響で移動が困難となり、その旅費分を次年度に移行することになった。 また、質的データ分析ソフト2020年版の購入を年度末に予定していたが、COVID-19による流通への影響により、2019年度内の購入を断念した。2020年度に購入予定である。
|