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2019 Fiscal Year Research-status Report

妊娠糖尿病既往女性への耐糖能検査受診とセルフケア促進のための教育支援ツールの開発

Research Project

Project/Area Number 19K19681
Research InstitutionYokohama City University

Principal Investigator

徳永 友里  横浜市立大学, 医学部, 講師 (10710288)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2023-03-31
Keywords妊娠糖尿病 / 既往 / セルフケア / 耐糖能検査受診
Outline of Annual Research Achievements

2019-2020年度にかけて、GDM既往女性の産後の耐糖能検査受診状況およびセルフケアの実態とそれらの促進要因・阻害要因の探索を行う計画である。2019年度は、調査に用いる質問紙を作成する上で欠かせないGDM既往女性の産後の生活や耐糖能検査受診状況およびセルフケアの促進要因・阻害要因について、産後の女性への支援に関わっている助産師から専門的知識を提供していただいた。
まず、GDM既往女性有するセルフケアの阻害要因・促進要因として、以下の情報が得られた。阻害要因としては、子どもが食べなかった食事を食べてしまうこと、産後の血糖の正常化や出産による解放感からセルフケアの優先順位が低下すること、自宅で過ごすうえでの楽しみが食事であることが多いことが挙げられた。促進要因としては、家族全員の健康のためという動機づけが高まること、妊娠中にこれまでの生活習慣を見直すきっかけができていることが挙げられた。
次いで、GDM既往女性へのアプローチ方法・支援方法についても情報を得た。産後の女性は子どもとともに自宅で過ごすことが多く、加えて、定期的な医療機関の受診があるわけではないので、産後すぐに初めてアプローチすることが難しく、妊娠中から産後を見据えた継続的なかかわりが重要ではないとのことであった。支援方法としては、インターネットやスマートフォンが普及しており、医療機関等で行う対面での支援より、ウェブサイトやアプリケーションといったオンラインツールを活用した支援が対象者の負担にもならず適していると考えられた。支援を開始するタイミングとしては、授乳パターンが変化するタイミングで代謝も変化するため、離乳食開始の少し前あたりが最適ではないかとご意見をいただいた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

2019年度内に、調査に用いる質問紙に含めるべき内容についておおむね情報を得ることができたため。

Strategy for Future Research Activity

専門家からの助言をもとに、対象者へ配布する質問紙を作成し、調査を実施する。
調査における対象者のリクルートは、健康診断実施施設で行うことを想定していたが、対象者の特性により直接的アプローチは難しいと考えられたため、ウェブアンケート形式で調査を行えないか検討する。

Causes of Carryover

【理由】2019年度は、調査実施に向けた質問紙の内容と対象者リクルート方法の検討、支援プログラムに含めるべき内容の検討を目的とした専門家からの意見聴取を中心に行ったたことから、研究補助者の雇用や調査票の印刷・郵送費が生じなかったため。
【使用計画】対象者リクルート場所を健康診断施設からウェブアンケートに変更する計画のため、ウェブアンケート実施に向けた準備を進める。

URL: 

Published: 2021-01-27  

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