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2022 Fiscal Year Research-status Report

機能性便秘のある幼児の母親の対処のプロセス

Research Project

Project/Area Number 19K19688
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

小泉 麗  昭和大学, 保健医療学部, 准教授 (50385564)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2024-03-31
Keywords機能性便秘 / 子ども / 家族
Outline of Annual Research Achievements

2022年度は、2021年度より引き続き、幼児期に便秘を経験した子どもをもつ親を対象としたデータ収集を行った。今年度はコロナ禍の影響を鑑み、保育所への研究協力者募集のリーフレット配布は依頼せず、便宜的サンプリングにより対象者を募集した。研究の目的、方法、倫理的配慮等を説明し、研究協力への同意が得られた母親4名を対象に、個別の半構成的インタビューを実施した。インタビューは、対象者の希望に応じてオンラインビデオ通話または対面により実施した。インタビュー時間は29分~56分であった。
現在は、2021年度にデータ収集した2名のデータを合わせ、計6名のデータを分析している途中である。
対象者6名は、全員母親であり、年齢は30代~40代であった。子どもの便秘発症時期は2~4歳であった。一番症状が深刻な時期は2~5歳であり、6名中3名は発症時期と一番症状が深刻な時期が一致していた。一番深刻だった時期の便秘症状として、頻度の少ない排便(週2~4回)及び痛みを伴う・または硬い排便が全員にみられ、排便時出血4名、腹部症状が2名、便を我慢する姿勢・我慢する様子が3名、便失禁が1名、トイレが詰まるくらい大きな排便が1名にみられた。
子どもの便秘への対処として、昨年度報告した内容と結果と同様に、母親は子どもの個別性に合わせて試行錯誤しながら便秘に対処する一方で便秘はよくある症状であると捉えて受診や治療につながりにくい状況が確認できた。さらに、子どもの個別性に合わせて試行錯誤する対処のプロセスとして、子どもに受け入れられる対処を継続する一方で拒否される対処の継続を断念すること、但し子どもに理解してほしい対処については拒否にあっても声掛けだけは続けていくことなど、母親の模索する様子が見えてきた。今後、さらなるデータ分析を続け、全体像を把握していく。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

前年度以前からのコロナ禍によるデータ収集の困難さが今年度にも影響しており、データ収集及び分析の遅れが見られた。

Strategy for Future Research Activity

2022年度は、対象者の募集に便宜的サンプリングを取り入れたところ、データ収集の実現につながった。今後も、便宜的サンプリングを併用しながらデータ収集を進めていく。

Causes of Carryover

2022年度はデータ収集が中心となり、学会発表や論文執筆(英文校正等)に関連した執行額が当初の予定よりも少なかった。2023年度はデータ収集、分析、論文執筆まで実施することを目指し、それらに関連する費用を次年度に使用していく計画とする。

  • Research Products

    (1 results)

All 2022

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 便・排便に関連した絵本の内容の分析2022

    • Author(s)
      小泉 麗、大屋晴子
    • Organizer
      日本小児看護学会第32回学術集会

URL: 

Published: 2023-12-25  

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