2019 Fiscal Year Research-status Report
男性に向けたe-ラーニング妊孕性教育プログラムの開発と効果検証
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19K19692
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Research Institution | Japanese Red Cross College of Nursing |
Principal Investigator |
東 園子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 講師 (60638154)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 妊孕性 / 男性 / 教育プログラム / e-ラーニング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、4年間で、男性に向けたe-ラーニング妊孕性教育プログラムを開発し、その実施および効果検証を行う計画である。 2019年度は、研究費でパソコン一式とスキャンを購入し、教育プログラムの内容の検討とプログラム試案の作成準備に取り組んだ。具体的には、1.教育プログラム内容の検討、2.e-ラーニング教材作成に向けた手法の検討、3.教育プログラムの効果検証のための評価指標の検討の3点である。 1.教育プログラムの内容の検討については、「男性に向けたe-ラーニング妊孕性教育プログラム」の対象者である高等学校卒業以降の男性が、男女の妊孕性に関する知識を習得することで自己の妊孕性に着目し、自身の妊孕性を意識した健康行動に繋げるという目的に沿って、①知識、②認識、③行動へ働きかける構成とした。構成内容は、専門家よりスーパーバイズを受け、修正・検討・洗練を行った。 2.e-ラーニング教材作成に向けた手法の検討については、作成した教育プログラム案の内容をe-ラーニング教材として作成する上で用いる手法(アニメーション、クイズ形式、ストーリー方法、漫画など)やチャプター数や時間など、対象者に合わせた効果的な伝達方法について検討中である。 3.教育プログラムの効果検証のための評価指標の検討については、①知識、②認識、③行動変容の3点で設定していく方向性で検討している。その評価に使用する尺度などの詳細は、次年度も引き続き検討していく予定である。 2020年度は、教育プログラム試案を完成させ、e-ラーニング教材の制作を計画している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染拡大に伴う関連学会(2月・3月)の中止や専門家からスーパーバイズを受ける機会の減少、e-ラーニング制作会社との打ち合わせ延期などにより、教育プログラム案の完成が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度は、教育プログラム試案を完成させる。加えて、e-ラーニング教材を制作し、パイロットスタディにより実現可能性の検討を目指す。
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Causes of Carryover |
次年度使用額は361円であり、今年度の使用は概ね計画通りであった。
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