男性に向けたe-ラーニング妊孕性教育プログラムの開発と効果検証

2021 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 19K19692
• Research Institution: Japanese Red Cross College of Nursing
• Principal Investigator: 東 園子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 准教授 (60638154)
• Project Period (FY): 2019-04-01 – 2023-03-31
• Keywords: 妊孕性 / 男性 / 教育プログラム / e-ラーニング

Outline of Annual Research Achievements

本研究では、男性に向けたe-ラーニング妊孕性教育プログラムを開発し、その実施および効果検証を行う計画である。
2022年度は、主に教育プログラムの作成と、調査のための準備を行った。教育プログラムの開発作業を行うために必要な物品（パソコン、キーボード、ヘッドセット、スピーカーフォンなど）を科研費で購入し、e-ラーニング教材の制作会社やWeb調査会社、スーパーバイズを受ける専門家とは、全てオンラインで作業の確認や調整、打ち合わせ会議などを行いながら教育プログラムの作成と調査の準備に取り組んだ。
具体的には、１．教育プログラム内容の検討および修正、２．e-ラーニング教材制作に向けた手法の検討、３．教育プログラムの効果検証のための評価指標の検討、４．委託業者との調整の4点である。
１．教育プログラムは、専門家からのスーパーバイズを受け検討・修正を重ね、洗練させた。今後はこの教育プログラムをe-ラーニング教材として制作していく。２．e-ラーニング教材は、予算内で制作できるようプログラムの内容や手法の再検討を行った。e-ラーニング教材として制作後さらなる検討・調整が必要である。３．作成した教育プログラムの効果検証のための評価指標・尺度については、①知識、②認識、③行動変容の3点の設定に決定した。４．委託業者については、e-ラーニング制作会社とWeb調査会社の選定・調整を行っているところである。
2022年度は、制作したe-ラーニング教材を使用したパイロットスタディの実施とプログラムの修正、その後、本調査を実施する計画である。

Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、研究者自身が確保できる研究時間の減少、スーパーバイズを受ける予定の専門家との調整や委託業者との調整に時間を要し、予定より遅れている。

Strategy for Future Research Activity

2022年度は、研究推進の方策として、教育プログラムの完成とその評価を目指す。そのために、研究補助者の活用などにより研究者自身の研究時間の確保を行うことや、予算内・期限内に教材制作や調査が実施できる委託業者を選定・調整を行っていく。

Causes of Carryover

2021年度は、研究進行の遅れに伴い、教育プログラムをe-ラーニング教材として制作するに至らなかった。そのため、e-ラーニング制作費用として計上していた予算を次年度使用額に計上していく。
2022年度は、残りの予算を使用し、e-ラーニング制作および調査を実施する予定である。