2022 Fiscal Year Annual Research Report
長期不妊治療中カップルのパートナーシップを向上させるための支援モデルの開発
| Project/Area Number |
19K19693
|
|---|
| Research Institution | Yokohama Soei University |
|---|
Principal Investigator |
山本 洋美 横浜創英大学, 看護学部, 教授 (50441572)
|
|---|
| Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
| Keywords | 不妊治療 / カップル / 支援 / パートナシップ |
|---|
| Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は長期不妊治療中カップルのパートナーシップを向上するための支援モデルを作成することであった。前年度から構成要素と概念を抽出し、不妊治療中カップルにおける専門職から必要な支援についてインタビューを行った。また不妊治療世界大会に発表を行い、さらなる日本以外の海外で支援している専門職から話を聞くことができた。それに伴い、パートナーシップを向上するための支援モデルを作成することができた。パートナーシップを向上するための具体的支援内容として①上記の本邦における現状や課題を克服すること、②不妊治療中カップル間における関係満足度を向上すること、③不妊治療中カップル間の役割再構築を促進すること、が支援において重要であると考える。ちなみに②の不妊治療中カップル関係の満足度の判断項目は、カップル間の愛情・信頼、収入、平等性で判断し、③の不妊治療中カップル間の役割再構築は、新たな役割の習得や恒常性と変遷による発達を経験しながら、不妊治療中カップルの構築を促すことである。以上のことを主軸として、不妊治療カップルの状況を把握するためのアセスメント、連携としての情報提供、カップルの不妊治療への満足度やカップルの関係再構築の支援のために、医療者のコミュニケーションスキルの向上、不妊治療中カップル間で問題の整理や治療目標を共有するなど、カップルカウンセリングを必要時に実施、不安、抑うつ感がある場合はCBTを実施するが抽出された。
|
