2020 Fiscal Year Research-status Report
終末期がん患者の家族に焦点を当てた退院支援プログラムの開発
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19K19726
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Research Institution | National Defense Medical College |
Principal Investigator |
大園 康文 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 准教授 (80615518)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 退院支援 / 家族支援 / がん / プログラム / 終末期 |
Outline of Annual Research Achievements |
終末期がん患者が残された時間を望む場所で過ごすためには、患者だけでなく介護を担う家族への支援が重要である。本研究は、終末期がん患者の家族に焦点を当てた退院支援プログラムを開発することを目的とする。これは、新たな業務を追加して看護師の負担を増やすものではなく、現在実施している退院支援に家族への支援が今以上に充実する仕組みを目指す。またこの退院支援プログラムは、単に家族への退院支援の項目を羅列しただけのものではなく、看護師が家族支援の重要性を再認識出来るような教育プログラムの側面も持たせる。これにより退院支援の質が均一になり、患者と家族が安心して自宅療養を開始出来るようになるものを開発する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究の研究メンバーである家族支援専門看護師や終末期がん患者と家族に関わる機会が多い緩和ケア病棟看護師と共に、退院支援プログラムに取り入れる家族支援内容を31項目に整理できた。しかし、現在緩和ケア病棟看護師が日常業務の中で実施している退院看護計画に無理なく追加できるような仕組みを検討することを本年度の課題としていたが、臨床で実施されている退院看護計画の実態確認やそこに追加できる仕組みを検討することが十分に出来ていない。原因は、研究メンバーと予定していた会議が出来ずオンライン会議を企画したが、全員が集まることができずに議論を進めることができなかったためである。
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Strategy for Future Research Activity |
研究メンバーと改めて会議を行い、今後のスケジュールについて再検討する。 退院支援プログラムの実施・評価を緩和ケア病棟に協力を得て行っていく予定であったが、事前に了解を得ていた病棟管理者から辞退の話が数件出ている。退院支援プログラムの実施・評価に協力頂ける施設の開拓と説明が必要となってくる。また実施施設との打ち合わせや退院支援プログラムの実施は主研究者が主催するため、所属大学の倫理委員会へ審査申請を行う。しかし今年度の倫理委員会が休止しているため、再開の際にすぐに審査申請出来るように書類を整えておく。
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Causes of Carryover |
終末期がん患者の家族に焦点を当てた退院支援プログラムの原案を作成し、研究メンバーとオンライン会議を実施した。しかし新型感染症の対応や体調不良などの理由により、研究メンバー全員全員にプログラムの同意を得ることが出来ず次の計画に進むことが出来なかったため。
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