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2019 Fiscal Year Research-status Report

暮らしの場におけるdementia-friendlyな環境評価ツール日本版の作成

Research Project

Project/Area Number 19K19730
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

山崎 由利亜  千葉大学, 大学院看護学研究科, 助教 (50759107)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2023-03-31
Keywords認知症 / 環境評価 / dementia-friendly / environmental assessment
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、暮らしの場におけるdementia-friendlyな環境評価ツールの作成である。補助期間3年間でオーストラリアで開発・活用されている「The Environmental Assessment Tool」(以下、EAT原版)を日本語版に翻訳し、日本語版のプレテストを日本の高齢者施設で実施する計画である。

当該年度は、EAT原版の使用許諾について開発者より、許諾取得する方法およびEAT原版が日本語以外にも翻訳されるプロジェクトが進行中である情報を得た。日本語以外では、中国語、ドイツ語での翻訳が進められている。特に、ドイツ語への翻訳プロジェクトの報告から、原版が開発されたオーストラリアと翻訳される言語の国との間の文化差を克服し内容の妥当性を確保する研究方法について、示唆が得られた。具体的には、言語的翻訳版から完成版までのステップの一つに、言語的翻訳をした仮ツールにおいて文化差を克服できているかについて専門家パネルを実施することや、EAT原版の管理団体からのコンサルテーションを組み入れる計画を含むことである。上述のように、EAT原版の開発者からの情報入手により、翻訳プロセスの組み立て手順において、洗練と修正を進めた。

また、本研究の基礎概念であるdementia-friendlyに関する国内外の研究動向について、文献検討を行った。検討結果から、主にdementia-friendlyという考え方をベースにした国内の活動状況が明らかになっていたが、こうした環境づくりの評価に関する実証研究は見当たらなかった。この検討結果については、資料調査の報告として、2年目に国内学会にて公表する予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

当該年度は、6月後半から出産休暇・育児休暇を取得したため、研究計画の初歩までの進捗となった。

Strategy for Future Research Activity

当該年度の産休・育休により、研究補助期間の一年延長を申請している。

今後の研究計画は、休業により中断していた約9か月間分実施期間をずらして遂行していくこととする。必要に応じ、所属機関の子育て研究者・女性研究者への支援制度を活用することで、研究補助者や英文での成果報告支援を確保し、研究を効率的に進めていく。

Causes of Carryover

次年度使用額が生じた理由は、当該年度は約9か月間産休・育休により研究を中断していたためである。

次年度使用計画として、当該年度に計画していたツール翻訳にかかる費用(翻訳者の他に言語的サポートや資料整理のための人件費を含む)、ツール原版の開発団体からのコンサルテーションにかかる謝金・通信費、ツールの日本文化への適応について検討する専門家パネルにかかる謝品代・交通費、書籍代、成果報告のための報告書・ポスター作成にかかる費用、成果報告時の旅費、その他印刷費に使用する。

URL: 

Published: 2021-01-27  

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