2019 Fiscal Year Research-status Report
難治性褥瘡への多職種在宅褥瘡ケアのマネジメントに向けたアセスメントツールの開発
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19K19740
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Research Institution | University of Kochi |
Principal Investigator |
小原 弘子 高知県立大学, 看護学部, 講師 (20584337)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 褥瘡 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、在宅療養者における難治性褥瘡の治癒遅延要因の特徴を明らかにすることを目的に研究をすすめた。まず、高知県下の褥瘡を保有する在宅療養者の実態調査を行い、在宅療養者が保有する褥瘡の特徴、褥瘡ケア内容について明らかにした。高知県下の訪問看護ST65施設、医療機関の訪問看護部門26施設に調査票を配布した。訪問看護ST45施設(回収率69.2%)、訪問看護部門12施設(回収率46.2%)の計53施設(回収率62.6%)から回答があった。このうち、記入漏れがない訪問看護ST41施設(有効回答率63.1%)、訪問看護部門9施設(有効回答率34.6%)の計50施設(有効回答率54.9%)を分析対象とした。褥瘡有病率は、2.37%であった。褥瘡保有者の平均年齢は79.1±13.1歳であり、日常生活自立度Bランク以上が約90%を占めていた。保有褥瘡の深達度は、d2以上が約70%を占めていた。保有期間は約50%が3カ月以上であった。褥瘡有病者が抱える疾患として、骨折・骨関節疾患が最も多く、次いで、脊髄損傷・頚髄損傷、心疾患、神経難病であった。現在、データを詳細に確認し、難治性褥瘡の治癒遅延要因の特徴について分析している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
実態調査の結果を踏まえ、難治性褥瘡を保有する在宅療養者に対し、皮膚生理学的指標値を計測する予定であった。しかし、対象者確保が難しく、さらに、COVID-19感染拡大の影響を受け、さらに対象者確保が難しくなった。
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Strategy for Future Research Activity |
高知県では、COVID-19感染が収束しつつあるため、当初の予定通り対象者確保を進める。
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Causes of Carryover |
在宅療養者の皮膚生理学的指標値のデータ収集が遅れているために、旅費や謝金が発生しなかった。次年度は、在宅療養者の皮膚生理学的指標値のデータ収集および研究成果の発表を予定しており、旅費や謝金に使用する予定である。
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