2020 Fiscal Year Research-status Report
Development of a scale to evaluate the depressive state among elderly patients in general wards
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19K19744
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Research Institution | Hokkaido Bunkyo University |
Principal Investigator |
高岡 哲子 北海道文教大学, 人間科学部, 教授 (60400115)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 入院高齢患者 / うつ状態 / 他者式尺度 / カットオフポイント |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度の課題は,入院高齢患者のうつ状態を早期発見するため,看護師が活用する他者式尺度である3因子質問15項目からなるNurse Administered Depression Scale for Elderly Inpatients15(以下NDE15)のカットオフポイントを明らかにすることであった.対象者は,入院高齢患者の室担当看護師で,看護師免許を取得している以外の条件は設けない.この室担当者は,一般病棟入院高齢患者(65歳以上)100名,内訳は,うつ状態と診断されている者50名(うつ状態群),診断されていない者50名(非うつ状態群)に対して,入院高齢患者の基本属性とうつ状態診断の有無など質問紙を用いて回答し,研究者へ郵送法で返却する.このデータを基に,ROC曲線を作成しカットオフポイントを検討する予定であった.しかし,新型コロナウイルス感染症拡大により病院の協力が得られる状態ではなかったため2021年度へ移行し,2019年度までの結果を基に論文を作成し,投稿しした.現在査読を受けている最中である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
病院施設で勤務している看師を対象としているため,新型コロナウイルス感染症拡大により,データ収集を行うことができなかった.このため,2020年度の課題を2021年度へ移行した.
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度に予定していた,入院高齢患者のうつ状態を早期発見するため,看護師が活用する他者式尺度である3因子質問15項目からなるNurse Administered Depression Scale for Elderly Inpatients15(以下NDE15)のカットオフポイントを明らかにする目的が達成されなかった.このため2021年度に行う予定である.本課題は,病院施設を対象としているため,コロナ禍で研究協力が得られない危険性がある.よって,今年度は,研究協力を依頼する地域を拡大し協力を求める予定である.
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症拡大により,予定していた対面での研究打ち合わせが実施できなかった.このため遠隔で研究打ち合わせが実施できるようにパソコンなどを購入した.また,2020年度に予定していた課題が実施できなかった.これらの計画変更により,実支出額が少なかった.2021年度は,課題実施のためのデータ収集と研究成果を協力病院へ配布するための郵送費と,これらの資料を印刷するためのプリンターのインクや紙代などの消耗品費,論文掲載料,論文校閲費などで使用する予定である.
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Research Products
(1 results)