2019 Fiscal Year Research-status Report
レビー小体型認知症療養者の日常生活上の困難を改善する訪問看護ケアモデルの開発
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19K19757
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| Research Institution | Chiba University |
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Principal Investigator |
湯本 晶代 千葉大学, 大学院看護学研究科, 助教 (10825037)
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| Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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| Keywords | レビー小体型認知症 / 訪問看護 / ケアモデル / 日常生活上の困難 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、申請者が認知症ケアのエキスパートへの調査から作成したレビー小体型認知症（DLB）療養者の日常生活上の困難の改善を目的とした訪問看護ケアモデルについて洗練し、認知症ケアに精通していない訪問看護師が活用可能なスタンダードなケアモデルを開発することである。
2019年度は、DLB療養者の経験およびケアに関する国内外の文献収集を行うとともに、国内の関連学会に参加し、本研究に関連する最新の情報を収集した。また、文献検討の結果を参考に、これまでに作成した認知症ケアのエキスパート向けの訪問看護ケアモデルについて、最新の知見を反映させること、DLBに特徴的な症状に関する訪問看護師の理解を深めることを目的として、加筆修正を行った。
本年度中に、修正したケアモデルの明瞭性および実行可能性、DLB療養者への訪問看護の実態を明らかにするために、DLBへの訪問看護経験のある訪問看護師へのインタビュー調査を開始することを目指していた。調査開始のために所属機関の倫理審査委員会の承認を得て、研究協力依頼先のリストアップを行っていたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、研究活動を一時中断している。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2019年度は、研究者がすでに作成したケアモデルを文献検討などをもとに加筆修正すること、その後、訪問看護師へのインタビュー調査より修正版ケアモデルの明瞭性と実行可能性、およびDLB療養者への訪問看護の実態を明らかにすることを目指していた。
文献検討を踏まえてケアモデルを加筆修正し、インタビュー調査を開始する準備に着手していた。しかし、インタビュー調査について所属機関の倫理審査委員会の承諾を得、研究協力依頼先のリストアップを行うに留まった。そのため、やや遅れていると判断する。
その理由は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、インタビュー調査を開始できなかったことによる。
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| Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルス感染症拡大の状況をみながら、研究方法を変更する必要があると考えている。今後、対面でのインタビュー調査を行う予定としていたが、対面ではなくWebや電話によるインタビュー、質問紙調査への変更など、調査を遂行するための方策について再検討する予定である。
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| Causes of Carryover |
本年度中にインタビュー調査を開始することができなかったため、旅費や謝金の支出が生じなかった。
次年度は、新型コロナウイルス感染症拡大の状況をふまえて研究方法を変更する可能性があるが、調査実施に係る郵送費や謝金などに研究費を使用する予定である。
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