2019 Fiscal Year Research-status Report
認知症の人を介護する家族員の介護と仕事の両立を目指す包括的プログラムの構築
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19K19758
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
目 麻里子 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (60804309)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 認知症 / 家族介護者 / ワーク・ライフ・バランス / 介護離職 |
Outline of Annual Research Achievements |
認知症の人の介護は突発的な困難状況を来す場合が多く、両立に悩み離職する家族員が多いにもかかわらず、働きながら介護することを支援する方策は確立されていない。 本研究は、認知症の人を介護する家族員が、就業を継続しつつ介護を続けることのできる社会の構築をゴールに据え、認知症を持つ人の家族の【ワーク・ケア・バランス】を支援するプログラムを開発し、効果を検討することを目的としている。 今年度は、介護離職経験者へのインタビュー調査により、ワーク・ケア・バランスの困難から離職までのプロセスについて、定性的な把握を試みた。 2019年10月にインタビュー調査の実施について、所属機関の研究倫理委員会の承認を得た。 現在、5名に対してインタビューを終了しているが、COVID-19の感染拡大に伴い、2月中旬よりインタビューを中断している状況である。現在、Webを用いたインタビュー調査再開を検討している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の感染拡大に伴い、2月中旬よりインタビューを中断しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
対面でのインタビューに拘らず、Webを用いたインタビューの実施を検討する。
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Causes of Carryover |
COVID-19の感染拡大に伴い、2月中旬よりインタビューを中断していることから、旅費が少なくなったため。今後Webインタビューに備え、PC環境等を整備する必要があるため、そちらに使用する予定である。
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