2020 Fiscal Year Research-status Report
認知症の人を介護する家族員の介護と仕事の両立を目指す包括的プログラムの構築
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19K19758
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
目 麻里子 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (60804309)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 認知症 / 家族介護者 / ワーク・ライフ・バランス / 介護離職 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、認知症の人を介護する家族員が、就業を継続しつつ介護を続けることのできる社会の構築をゴールに据え、認知症を持つ人の家族の【ワーク・ケア・バランス】を支援するプログラムを開発し効果を検討することを目的とする。このため、①介護離職経験者へのインタビューから、ワーク・ケア・バランスの困難から離職までのプロセスを定性的に把握し、②介護家族への質問紙調査により離職の要因を定量的に把握する。さらに③開発されたプログラムを準実験デザインで評価する。 2020年8月に定性的調査を終了し、現在は認知症を持つ人の家族の【ワーク・ケア・バランス】を支援するプログラムを作成中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の感染拡大に伴い、2020年2月~2020年5月までインタビューを中断していたため。その後、Webを用いてインタビュー調査を再開したが、当初の予定より遅れている状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
インタビュー調査の結果を今年度中に専門誌での論文掲載および学会発表により成果発表する予定である。 また、当初対面で予定していたが、オンラインやe-learning等でも対応できるよう、プログラムの作成を進めていく。
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Causes of Carryover |
学会がオンラインになったため、旅費が当初の使用計画よりかからなかったため、使用額が当初の予定より少なくなった。 今後、オンラインやe-learning形式のプログラム構築に伴い、一部を専門家に依頼する予定である。当初は対面でのプログラムを予定していたため、計上していなかった費用が追加で必要となる。その費用に充てる予定である。
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