2021 Fiscal Year Research-status Report
認知症の人を介護する家族員の介護と仕事の両立を目指す包括的プログラムの構築
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19K19758
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
目 麻里子 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (60804309)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 認知症 / 家族介護者 / ワーク・ライフ・バランス / 介護離職 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、認知症のある人を介護する家族員が、就業を継続しつつ介護を続けることのできる社会の構築をゴールに据え、認知症のある人の家族の【ワーク・ケア・バランス】を支援するプログラムを開発し効果を検討することを目的とする。 このため、①介護離職経験者へのインタビューから、ワーク・ケア・バランスの困難から離職までのプロセスを定性的に把握し、②介護家族への質問紙調査により離職の要因を定量的に把握する。さらに③開発されたプログラムを準実験デザインで評価する。 今年度は、定性的調査・定量的調査の結果から、管理職へ向けた集合研修形式でのプログラムの開発を試みた。 しかし、COVID-19の感染拡大に伴い、集合形式でのプログラム提供が困難なことが予想されたため、e-learningでのプログラム開発することとした。e-learningでのプログラム開発に向けて、文献レビューと既存のプログラムの検討を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ディスカッションを重視するプログラムを作成予定であったため、対面での集合研修を想定したプログラムの作成を検討していた。しかし、COVID-19の感染拡大に伴い、対面でのプログラム実施が困難になったことから、プログラムの実施形態を再検討する必要が生じたため、遅れが生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
集合形式のプログラムではなく、e-learning版のプログラム作成を目指こととする。個人で行うe-learningプログラムではあるが、ディスカッション機能等を取り入れて、インタラクションが可能なプログラムの作成を試みる。
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Causes of Carryover |
予定していた集合研修形式のプログラムを作成する予定であった予算を今年度は使用せず、来年度開発するe-learning版のプログラム作成に費用を当てるため。
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