2020 Fiscal Year Research-status Report
高齢女性の夜間頻尿に対する行動療法統合プログラムの開発
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19K19761
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
井上 倫恵 (平川) 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 助教 (00747389)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 夜間頻尿 / 高齢女性 / 睡眠の質 / 生活の質 / 身体活動量 / 体組成 / 行動療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題では、高齢女性の夜間頻尿に対する包括的な行動療法が夜間頻尿疾患特異的な生活の質や、睡眠の質、身体機能に及ぼす影響を検証することを目的としている。 2020年度は、申請者の産休・育休の取得に加えてコロナ禍による影響等もあり、研究を一時中断することとなった。今後は、感染対策を講じた上でデータ収集・解析を行い、高齢女性の夜間頻尿に対する包括的な行動療法の治療効果を検証していく予定である。世界的にみても、主要評価項目を夜間頻尿として包括的な行動療法の治療効果を検証した研究はごくわずかであり、本研究により新たな知見を提供できるものと考える。本邦において、夜間頻尿に対する包括的な行動療法を実施していくためにはエビデンスの構築が必須であり、本研究はその基礎的資料を提供できるものであると考える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
申請者の産休・育休の取得、ならびにコロナ禍による影響等により研究を一時中断することとなったため、当初の予定よりも進捗が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
より短期間でデータ収集を行えるよう、手首装着型睡眠計を複数追加購入する予定である。また、包括的な行動療法のうちの一つである骨盤底筋トレーニングの効果判定のために、腟圧計を追加購入し、骨盤底筋群の筋力評価を追加で行うことを予定している。万全の感染対策を講じた上でデータ収集を行い、高齢女性の夜間頻尿に対する包括的な行動療法の治療効果を検証していく予定である。
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Causes of Carryover |
2020年度は申請者の産休・育休取得に加えてコロナ禍による影響などもあり、研究を一時中断することとなったため、次年度使用額が生じている。2021年度には、手首装着型睡眠計の追加購入や、腟圧計の購入、消耗品の購入、研究対象者への謝礼などに使用する予定であるほか、論文投稿のための英文校正費等に使用する予定である。
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