2019 Fiscal Year Research-status Report
高齢者ケア施設における本人・家族・専門職が協働するACP看護支援モデルの構築
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19K19764
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
中村 円 札幌医科大学, 保健医療学部, 助教 (10737505)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 意思決定支援 / アドバンス・ケア・プランニング / 高齢者 / エンド・オブ・ライフケア / 看護 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度は、初年度であることから文献検討を中心に、国内外の研究動向を把握することに努めた。また、ACPの有識者からの助言を得ながら研究計画を具体化する作業を行うことができた。研究成果としては、高齢者の意思決定に関して「療養の場」と「生活」に着眼して概念分析を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究計画の立案と倫理審査の受審まではおおむね計画通りに進めることができた。 しかし、高齢者を研究対象とする本研究では、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、対象者のリクルートが極めて難渋している現状がある。 感染症の動向に応じていつでもデータ収集を開始できる準備はすでに整っているが、いつデータ収集が開始できるかが不明であり、今後の進捗に大きく影響する可能性が推察される。
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Strategy for Future Research Activity |
対象者のリクルートの再開ができ次第、速やかにデータ収集を開始する。 さらに、今年度に行った文献検討や概念分析に関する学会発表および、論文投稿を行う。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症のため、イギリスで開催予定であった国際学会が延期となったため、参加費や旅費の使用額を繰り越すことになった。次年度は開催予定であり、すでにエントリーも済んでいるため使用する見込みである。 また、研究対象者のリクルートが難渋していることから、予定していたデータ収集が行えず謝金の予算を執行できなかった。次年度はデータ収集を開始でき次第、使用していく予定である。 さらに、次年度はデータ分析のためのパーソナルコンピューターの購入を予定する。
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