• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2022 Fiscal Year Research-status Report

高齢者ケア施設における本人・家族・専門職が協働するACP看護支援モデルの構築

Research Project

Project/Area Number 19K19764
Research InstitutionSapporo Medical University

Principal Investigator

中村 円  札幌医科大学, 保健医療学部, 講師 (10737505)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2024-03-31
Keywords意思決定支援 / 看護 / アドバンス・ケア・プランニング / エンドオブライフケア / 意思表明支援
Outline of Annual Research Achievements

2022年度は、2021年度に実施した高齢者へのインタビュー調査のデータをまとめ、分析を行った。
14名の対象者から収集したデータを分析した結果、高齢者が自分らしい生活を継続するためのACPの実践には、高齢者が自分の健康状態や価値・信念、周囲の人々との関係性とバランスを取りながら自分の暮らしを安定させるための選択と決定ができるように支援する必要があることが見出された。この結果は、インタビュー調査により抽出された213コードを、46サブカテゴリーから10カテゴリーに集約したもので構成された。
本研究により、高齢者の生活における意思決定では、疾患や老いに起因する身体機能の変化により、これまでと同じように暮らす難しさを経験し、葛藤や試行を経て、自分の暮らしを継続させようと模索する中で選択や決定をしていると考えられた。これらの結果をふまえて、2023年度には高齢者のACPを支援するための看護実践について検討する。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

2022年度は、2021年度に行ったデータ収集の分析を進めた。当初予定していた看護師へのインタビュー調査は、時間の確保や感染状況の観点から対象者のリクルートが難渋したことから実施を見送った。

Strategy for Future Research Activity

2022年度の推進方策として、昨年度に実施したデータ分析の結果にもとづき、高齢者のACPを推進するための看護実践について検討する。その成果をまとめ、論文執筆と英文雑誌への投稿を予定する。

Causes of Carryover

2022年度はCOVID-19の影響で予定していた国際学会への参加や看護師へのインタビュー調査を実施しなかったため、旅費と人件費の支出が少なかった。
2023年度はCOVID-19による影響で控えていた国際学会の参加のための費用を計上する。さらに、成果をまとめ論文投稿を予定しているためそれにかかる費用を支出する予定とする。

  • Research Products

    (1 results)

All 2022

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 慢性疾患を有する在宅療養高齢者が自分らしい生活を継続するための意思決定プロセス2022

    • Author(s)
      中村円、長江弘子
    • Organizer
      日本看護科学学会学術集会

URL: 

Published: 2023-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi