2021 Fiscal Year Research-status Report
認知症高齢者の不眠に対するアロマセラピーの芳香浴の効果 クロスオーバーRCT検証
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19K19777
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Research Institution | Komazawa Women's University |
Principal Investigator |
武田 藍 駒沢女子大学, 看護学部, 助教 (30759337)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 認知症 / 高齢者 / 不眠 / 睡眠障害 / 精油 / 芳香浴 / アロマセラピー |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究はいずれかの介護保険施設に入所している認知症高齢者を対象とした精油の芳香浴を用いた介入研究である。そのため、施設の面会制限が解除になるまではご家族にインフォームドコンセントを得ることができないことや、介入者が介入を行うために通うことによる感染拡大リスクがあるため、施設よりデータ収集の延期の要請があり、延期している状態である。 そのため、ここで発表できる成果はまだ得られていないが、加齢や脳の器質的障害により生じている夜間不眠を、有害現象の原因ともなり得る薬剤を使用せずに改善するための非薬物的介入をケアとして確立するということは、認知症高齢者本人のQOLの上昇と介護者の負担を減らすことができる可能性が期待できると考えている。 今後も成果を発表できるよう、データ収集実施に向けて尽力していく所存である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究はいずれかの介護保険施設に入所している認知症高齢者を対象とした介入研究である。そのため、施設の面会制限が解除になるまではご家族にインフォームドコンセントを得ることができないことや、介入者が介入を行うために通うことによる感染拡大リスクがあるため、施設よりデータ収集の延期の要請があり、延期している状態であるため。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度も感染対策を講じると共に、すでに研究協力を得られている2施設に改めてデータ収集の要望を伝えていく。状況により更なる新規開拓も視野に入れ、データ収集が実現できるよう、取り組んでいく。 また、データ収集の実施後、成果を発表できるよう、文献検討などの準備をしている。
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Causes of Carryover |
研究協力施設の要請によりデータ収集を延期しているため、データ収集を実施していたら発生していたと考えられる交通費、精油などの物品代、睡眠計測機器のレンタル代金などが発生しなかった。次年度ではデータ収集を行うため、これらの代金に加えて研究施設・介入者への謝礼、成果を発表するためのネイティブチェック料金などが発生していくため、使用する予定である。
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