2022 Fiscal Year Annual Research Report
Embodiment of prosthetic foot focusing on attention to the prosthetic foot
Project/Area Number |
19K19826
|
Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
会津 直樹 藤田医科大学, 保健衛生学部, 助教 (80780775)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 身体特異性注意 / 義足 / 切断 / 注意 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度では研究論文を学術雑誌に掲載することができました。脳損傷がない一側下肢の切断患者の義足に対する注意の変化をリハビリテーションによって歩行能力が改善する過程で縦断的に調べました。結果は、義足に対する注意は歩行能力の改善に合わせて増加すること、さらに健常足と同様な値にまで上昇することを示しました(Naoki Aizu et al., Use-dependent increase in attention to the prosthetic foot in patients with lower limb amputation. Scientific reports 12(1) 13272-13272 2022. https://doi.org/10.1038/s41598-022-16732-z)。2022年度の成果として、健常者を対象とした研究で、健常者の手と足の身体特異性注意と運動機能や感覚機能との関係を調査しました。健常者の手と足の身体特異性注意は触覚能力を支持し、運動制御に密接な関係があることを示しました(Naoki Aizu et al., Body-Specific Attention to the Hands and Feet in Healthy Adults. Frontiers in systems neuroscience 15 1-10 2022. doi: 10.3389/fnsys.2021.805746)。研究助成によって2つの論文を出すことができました。 これらの研究から自己身体には潜在的に注意が向けられており、自己身体に注意を向けることで末梢からの感覚情報を調整し、運動制御を促進することを示すことができました。そして、自己身体として用いる義足においても同様に注意機能が変化することを示し、ヒトは運動を制御する際に身体特異性注意が非常に重要な機能であることがわかりました。
|
Research Products
(1 results)