2019 Fiscal Year Research-status Report
高齢者の運動学習における脳内活動の縦断的変化と補助手段活用による促進効果の検証
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19K19836
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Research Institution | Kanagawa University of Human Services |
Principal Investigator |
小河原 格也 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 講師 (90570565)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | リハビリテーション / 運動学習 / 高齢者 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、高齢者の運動学習過程における脳内活動の変化をパフォーマンスと共に縦断的に測定・解析することによって、リハビリテーションにおける根拠に基づいた効果的な訓練方法を検証することである。 これまでの運動学習における研究では、運動学習後のパフォーマンスのみの比較検討であり、学習過程における神経生理学的根拠が不足している現状であった。また自身の前研究では、運動学習過程を神経生理学的側面で検討をしてきたが、この成果は健常成人を対象としたものであった。そこで本研究では、次のステップとして、本来の対象である高齢者にて検証することが目的である。 これまで健常成人(学生さん)を対象に実施していたため、高齢者でも問題ないか初年度は機器のセッティングおよび予備実験を中心に実施してきた。トリガーや実験方法に関して一部課題も出たが、再検討・修正も終わり次年度から予定通り本実験が開始できる状況である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
前回の反省を踏まえ、研究計画の中で予備実験等に時間をしっかり割り当てることが出来ていたため、一部修正等はあったが順調に進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の計画通り、次年度からは本実験へとステップを進め、データ整理や解析等も並行して計画的に進めていく予定である。
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Causes of Carryover |
当初の予定より予備実験がスムーズに実施できたこと、トリガーの整備や修正に大きな費用が発生しなかったこと、コロナの影響で学会等が中止になり旅費等が発生しなかったことが理由である。今後の使用としては、延期になった学会への参加等に使用する予定である。
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