2022 Fiscal Year Research-status Report
感情調節困難患者に対するマインドフルネス作業療法介入マニュアルの開発
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19K19838
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Research Institution | Prefectural University of Hiroshima |
Principal Investigator |
織田 靖史 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 准教授 (50835080)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | マインドフルネス作業療法 / 臨床活用 / 治療者のトレーニング / マニュアル作成 / 治療構造 / 作業療法士 |
Outline of Annual Research Achievements |
マインドフルネス作業療法 マニュアルの試作版の完成のために,マインドフルネスや認知行動療法の経験を持つ作業療法士に対して,コンセンサスメソッドであるデルファイ法を用いてマニュアル試作版に対する妥当性の検証を行った。 その結果,基準である7点満点中5.5点を超えたために妥当性は認められた。一方で,個別コメントを反映させるために,再度加筆修正を行っている。 なお作成したマニュアルのの章立ては以下の通りである。 第1章 マインドフルネス作業療法の実践に向けた基礎知識 1.マインドフルネスについて 2.マインドフルネス作業療法について 3.マインドフルネスの世界観 第2章 マインドフルネス作業療法を実践する 4.マインドフルネスの基本スキルトレーニング 5.MBOT(マインドフルネス瞑想)の実施構造 6.プログラムにおけるリーダーの役割と態度 7.マインドフルネスやMBOTの危険性 第3章 マインドフルネス作業療法の効果 8.マインドフルネスのエビデンス 9.MBOTのエビデンス 10.文献 資料
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の影響により,全体的に研究遂行が滞り遅れている
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Strategy for Future Research Activity |
今後は,マニュアル試作版をコメントに基づきさらに改良し,その後他施設共同研究によるマニュアル試作版の効果検証を介入研究により実施する。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症のため研究計画が大幅に遅れたため,次年度使用額が発生した。 次年度は,作成したマニュアル試作版を用いた介入研究をじっし,成果をまとめて完成版のマニュアルを作成し,報告会や教育ツールを作成する。
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