2023 Fiscal Year Research-status Report
ウエアラブル端末を用いたバイオメカニクス解析によるCMTのトレーニング理論の提案
Project/Area Number |
19K19874
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
能登 祐一 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (50637270)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | シャルコーマリートゥース病 / 神経筋電気刺激 / リハビリテーション / 歩行解析 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、CMT患者における運動機能障害の特徴を明らかにし、疾患特異的なトレーニング理論の提案をすることを目的としている。2022年11月より、CMT患者を対象とした、筋力向上を目指した下肢筋に対する神経筋電気刺激デバイスによる筋力トレーニング介入試験「シャルコーマリートゥース病患者に対する神経筋電気刺激(EMS)療法の有効性・安全性を検討する臨床試験」を開始しており、目標人数は40人と設定している。2024年3月時点で、18人リクルートし、15人に対しての6ヶ月間の観察が終了した。有害事象は生じることなく、研究を継続している状況である。 また、CMT患者の歩行機能の自然史の解析のため、ウエアラブルデバイスである、Rehagaitを用いて、3年後評価を実施もあわせてデータ収集を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
臨床研究倫理委員会による特定臨床研究としての承認まで、コロナウイルス蔓延状況などが関与し、時間を要したため、研究開始までの時間がかかり、また、その後の患者リクルートにも研究開始の遅れが影響し、進捗は遅れている状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
「シャルコーマリートゥース病患者に対する神経筋電気刺激(EMS)療法の有効性・安全性を検討する臨床試験」の症例登録期間は、2024年11月30日であり、その期間に、できるだけ症例登録をすすめるべく、外来、学会、患者会などを通して、本臨床研究実施についての周知を行っていく。
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Causes of Carryover |
特定臨床研究の開始の遅れと症例登録の遅れがあり、患者への負担軽減費が次年度支払いとなった。2024年度に症例登録、研究実施を行い、負担軽減費支払いを実施していく。
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