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2021 Fiscal Year Research-status Report

食道癌周術期患者に対する客観的予後予測に基づく理学療法戦略の構築

Research Project

Project/Area Number 19K19905
Research InstitutionHamamatsu University School of Medicine

Principal Investigator

高尾 昌資  浜松医科大学, 医学部附属病院, 理学療法士 (40774112)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2023-03-31
Keywords食道癌 / 周術期 / リハビリテーション / 予後予測 / CPR
Outline of Annual Research Achievements

本研究では、 食道癌に対する食道切除術患者を対象に、術前の各種検査から客観的に予後を予測するCPRを抽出し、根拠に基づいた理学療法を推進するための基 盤を確立することを目的としている。最初の2年間で術後肺合併症の発症、退院時(術後1ヶ月)の身体機能低下に対するCPRを抽出する。後半の2年間で術後1 年の予後や身体活動などに対するCPRの抽出と、CPRによって抽出した対象者に対する強化療法介入の効果を検証する計画である。

初年度の登録症例が少なくなってしまったが、本報告の時点で、登録症例は90例(うち除外11例)、1年間の追跡終了症例は47例となった。当該年度中は、症例の蓄積、データ測定、データ解析を行なった。
術前の登録症例のうち除外症例を除く79例の基本情報は以下の通りである。平均年齢 67歳、男性69例(84%)女性13例(16%)、Clavien-dindo分類grade2以上の主要な合併症は76例中22例(29%)で発生した。
反回神経麻痺 2例(3%)、上室性不整脈 2例(3%)、無気肺 2例(3%)、乳糜胸 1例(1%)、肺炎 6例(8%)、創感染 3例(4%)カテーテル感染 1例(1%)、消化管縫合不全 4例(5%)であった。
昨年度のデータでは症例数が少なく、十分な解析まで実施できていなかったが本年度はある程度の症例を蓄積できたことから術後合併症に関する解析を行い、現在関連性についての検討を行っている。また、術後の予後に関しても過去の症例を後ろ向きに追加しての検討を進めている。さらに、術後の運動耐容能推移についての解析も進めており、学会発表並びに論文執筆準備をすすめている。今年度は、昨年度中のデータ解析ならびに論文執筆、投稿に取り組んでおり随時投稿予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

初年度登録例が少なかったことにより、症例数の蓄積に期間を要している。現在、登録例は徐々に蓄積しているが、解析に必要な症例を過去の症例から後ろ向きに抽出して追加することも検討する。

Strategy for Future Research Activity

今年度は新規登録は終了とし、昨年度中のデータ解析ならびに論文執筆、投稿に取り組んでおり随時投稿予定である。解析結果に基づき、術前後の強化介入対象例の抽出条件を検討する。
今年度は、論文投稿に費用の捻出が必要となる。

Causes of Carryover

昨年度のデータをもとに現在、解析を進めている内容を論文執筆に向けて準備中である。次年度はこの投稿に必要な費用が生じる。

  • Research Products

    (1 results)

All 2021

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 食道切除術後の合併症と術前身体機能との関連2021

    • Author(s)
      高尾昌資
    • Organizer
      第75回日本食道学会

URL: 

Published: 2022-12-28  

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