2019 Fiscal Year Research-status Report
Self-exercise based intervention on physical activity using remote monitoring in advanced heart failure patients with left ventricular assist device
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19K19922
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
濱嵜 伸明 北里大学, 大学病院, 主任 (40448973)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 心不全 / 左室補助人工心臓 / 遠隔モニタリング / リハビリテーション |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、左室補助人工心臓を装着した心不全患者に対する遠隔モニタリングによるリハビリテーションが、患者の運動耐容能を向上するか否かについて明らかにすることを目的に行われている。2019年度には、遠隔モニタリングに用いる身体活動量計の購入、モニタリングシステムの準備を行った。また、左室補助人工心臓を装着した心不全患者を対象に、左室補助人工心臓装着前における運動療法の安全性と効果について検討した結果、左室補助人工心臓装着を待機中の患者に対する運動療法が有害事象なく運動機能を向上することに加え、運動量後の運動機能が手術後の運動耐容能と関係することが明らかとなり、この結果を国内学会で報告した。 ほかにも、心不全患者に対する運動療法の効果について研究を進めている。心房細動が運動療法の効果に与える影響を検討した研究では、心房細動を有する患者は高齢でベースラインの運動機能は低下しているが、運動療法による効果は心房細動の患者と洞調律の患者で差がないことを明らかにし、ヨーロッパ心臓病学会2019(ESC congress 2019)のModerated Poster Sessionに採択され報告した。さらに、運動療法による呼吸筋力の変化が予後に与える影響を検討した結果、呼吸筋力が向上するほどイベント発生率が有意に減少することを明らかにし、この研究結果は英文誌に掲載された。 今後、より有用な遠隔モニタリングシステムの構築を進め、患者の取り込みを開始していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
遠隔モニタリングに必要な環境の整備、物品の準備を行っている。多職種からの協力体制、患者に対する評価を実施するための体制は整っているため。
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Strategy for Future Research Activity |
遠隔モニタリングのシステムを構築し、研究プロトコールの詳細が整い次第、患者の取り込みを開始する。
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Causes of Carryover |
遠隔モニタリングに必要な設備の選定を行ったため、まだ購入していない物品がある。
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Research Products
(9 results)
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[Presentation] Atrial fibrillation is not associated with the responses to exercise training in heart failure patients with preserved ejection fraction2019
Author(s)
Hamazaki Nobuaki, Masuda Takashi, Kamiya Kentaro, Matsuzawa Ryota, Nozaki Kohei, Ichikawa Takafumi, Tabata Minoru, Maekawa Emi, Fukaya Hidehira, Yamaoka-Tojo Minako, Matsunaga Atsuhiko, Ako Junya
Organizer
ESC Congress 2019
Int'l Joint Research
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