2020 Fiscal Year Annual Research Report
Impact of sleep-related dynamic upper airway collapse and developing of new strategy in non-obese young adults with obstructive sleep apnea
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19K19932
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
外山 貴之 久留米大学, 医学部, 助教 (70569425)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 閉塞性睡眠時無呼吸 / 機能的MRI / リハビリテーション |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年10月から2020年9月までの1年間に睡眠時無呼吸症候群を疑い久留米大学病院でポリソムノグラムを受けた被験者は66名であった。そのうち20歳から64歳までの被験者48名から同意を得た。19名はBMI<25kg/m2の非肥満の被験者で、残りの29名はWHOの基準による肥満または過体重(以下肥満とする)の被験者であった。非肥満と肥満の被験者で他の睡眠時無呼吸の危険因子が無いと判定された被験者は、それぞれ8名と11例であった。一方他の危険因子を有した被験者で、非肥満と肥満の被験者で睡眠時無呼吸と診断されたのは8名と17名であった。また睡眠時無呼吸と診断された被験者は全例は閉塞性で中枢性睡眠時無呼吸はいなかった。つまり閉塞性睡眠時無呼吸の被験者44名中、肥満も無く(非肥満)かつ他の睡眠時無呼吸の危険因子を持たない原因不明の閉塞性睡眠時無呼吸は8名で全体の18.2%であった。さらに8名のうち、中等症以上の無呼吸・低呼吸指数を有していたのは6名で全体の13.6%であった。原因不明の閉塞性睡眠時無呼吸患者は咽頭部のダイナミックCTでは強制いびき音時に咽頭腔が閉塞することが確認された。したがって閉塞性睡眠時無呼吸患者のうち5人に1名は原因不明で、6名に1名は原因不明のまま口腔内装置あるいはCPAP療法を導入かつ継続されなければならない。その原因は咽頭部のゆるみが関与している可能性が高い。
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