2023 Fiscal Year Annual Research Report
サッカーにおけるゴールキーパーの守備能力評価指標の開発と主観的評価との比較
Project/Area Number |
19K19941
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
平嶋 裕輔 静岡大学, グローバル共創科学部, 講師 (60825074)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | サッカー / ゴールキーパー / クロス / ブレイクアウェイ / 客観的評価 / ロジスティック回帰分析 / ゲームパフォーマンス分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、サッカーにおけるゴールキーパー(以下GK)の「クロス対応」及び「ブレイクアウェイ」能力を客観的に評価する指標を開発することである。本目的達成により、GKの全守備能力を数値化することが可能になり、先発選手の選択や選手獲得に有益である。さらに本研究では、開発した評価指標を用いた客観的評価と主観的評価による評価の比較を行い、開発した客観的評価指標の有用性についても検討を行いたいと考えている。 計画1年目は「クロス対応」及び「ブレイクアウェイ」の結果に影響を及ぼす主要因を明らかにするとともに、それぞれのプレー失敗確率を予測する回帰式を構築した。 計画2年目は「クロス対応」及び「ブレイクアウェイ」能力を評価する客観的評価指標を開発し、それらと「シュートストップ」能力の客観的評価指標の有用性を指導者(GKコーチ、サッカーコーチ、サッカー及びフットサル以外の競技を指導しているコーチの3群)の主観的な評価との比較から検証した。 計画3年目は新型コロナウイルス感染症の影響で延期していた、研究対象であるEURO2020の映像収集を行った。 計画4年目は回帰式の検証で用いる予定のデータを、試合映像を用いたゲームパフォーマンス分析により収集した。 計画5年目である2023年度は、収集したデータを基に統計解析を進め、構築した回帰式の検証を行った。その結果、構築した回帰式は一般化可能な、有用な式であると考えられた。さらに最終年度であったため、国内外での学会発表を行うとともに、論文も発表し、積極的に研究成果を公開した。
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