2019 Fiscal Year Research-status Report
基本的運動能力、機能的動作能力の解析から学童期野球選手の障害因子を解明する
Project/Area Number |
19K20000
|
Research Institution | Sendai Seiyo Gakuin College |
Principal Investigator |
遠藤 康裕 仙台青葉学院短期大学, リハビリテーション学科, 講師(移行) (50805306)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | Deep squat / side reach / 基本的運動能力 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、学童期野球選手に対して、基本的運動能力としての走動作、跳動作、投動作と、機能的動作能力としてのDeep squat、Lower extremity side reachの動作解析を用い、その特徴を明らかにするとともに、4年間の縦断調査から各動作の特徴と障害発生の関連を明らかにすることを目的としている。本年度は、学童野球選手の機能的動作としてのDeep squat、Lower extremity side reachと基本的運動しての走動作、跳動作、投動作の特徴を明らかにすることを目標とした。 研究実績としては、本研究結果の一指標とするべくDeep squatにおいて健常大学生を対象に成人の動作分析を行った。成人男性でもDeep squatの左右非対称性が生じること、対側の関節可動域と下肢運動が関連することが明らかになった。また、Lower extremity side reachに関しては本研究とは別に中学生野球選手を対象とした分析を行い、リーチ距離と相関を認めた項目は、体幹側屈、体幹傾斜、リーチ側股関節外転、支持側股関節外転であり、これらの角度が大きいほどリーチ距離が大きいことが示唆された。成人を対象とした分析および動作と股関節・膝関節筋力の関連の検討は現在実施中である。 本来の研究対象者である学童野球選手の動作解析は、研究環境・備品の整備が遅延したこと、分析方法の見直しが必要になったことにより、本年度は実施できていない。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本来の研究対象者である学童野球選手の動作解析は、研究対象チームの事情、環境整備、備品の整備が遅延したこと、分析方法の見直しが必要になったことにより、本年度は実施できていない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和2年度内に対象チームにおいて、本来本年度実施する予定であった初回のDeep squat、Lower extremity side reachと基本的運動しての走動作、跳動作、投動作の分析を行う。
|
Causes of Carryover |
次年度、対象チームにおいて測定を行うにあたって、人件費および消耗品代が必要となる。また、研究成果の発表のために準備費用、出張費が必要となる。
|