2021 Fiscal Year Annual Research Report
Physical Factors and Skills Related to the Performance of Speed Skating
Project/Area Number |
19K20011
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Research Institution | Takasaki University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
冨田 洋介 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 講師 (10803158)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | スピードスケート / バイオメカニクス / スポーツ科学 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年実施することができなかった高校生および大学生の氷上滑走スキル測定を8月、9月に実施することができた。大学生については陸上トレーニング期に身体機能測定も実施することができた。一方で新型コロナウィルス感染症の影響により、1月から2月にかけて予定していた中学生・高校生の身体機能測定および氷上滑走スキル測定が中止となった。大学生データについては身体機能および氷上滑走スキルともに予定していた測定を完了することができた。身体機能では特に最大無酸素パワーおよび乳酸代謝域値が競技パフォーマンスに関連していた。氷上滑走スキルでは、個々の関節角度よりも両足着氷時間や滑走中の減加速の時間およびその量といったパラメータがパフォーマンスとよく関連していることが明らかとなった。これらの知見について、今後は、身体機能測定については目標タイムに応じた各種身体機能の目標値およびトレーニング時の適切な負荷値の算出といった、アスリートのトレーニングへの活用を念頭に置いたフィードバックのシステム構築を行う。また、氷上滑走スキル測定については、測定とフィードバックの時間的間隔を短縮し、氷上トレーニングでの即時フィードバックシステムの構築を行う。 中学生・高校生についてはデータが不足しているため次年度以降も測定を継続し、データの集計を行う。また次年度以降は大学生も含めて身体機能測定および氷上滑走スキルの測定後のフィードバック効果の検証も実施する。
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