2022 Fiscal Year Research-status Report
Intensive occupational therapy combined with rTMS using paraboliccoil for upper limb hemiparesis after stroke
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19K20018
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
山田 尚基 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (90756149)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 脳卒中後遺症 / 経頭蓋磁気刺激 / パラボラコイル / リハビリテーション / 半身不全麻痺 |
Outline of Annual Research Achievements |
。ParabolicCoilは直径126mmであり、強力な磁場を発生させることが可能な設計であり、その最大刺激深度は6cm以上におよびます。他のコイルは2cm程度であり別次元のコイルであることが明らかになっています。また薬事認証コイルでもあることから、安全面にも一定の評価がなされていると考えられます。対照群、rPMSを1日2400パルス投与する群(2400パルス群)、rPMSを1日4800パルス投与する群(4800パルス群)に、それぞれ1:2:2の割合で無作為に割り付け、患者は、コンピュータで作成した乱数リストを用いてブロックランダム化を行い、Fugl Meyer Assessment(FMA)(20未満または20以上)および年齢(65歳未満または65歳以上)によって層別化した上で、ランダムに割り当てました。治験責任医師が電話で割り付けを報告し、その後、治験責任医師に割り付けが報告されます。割り付け隠蔽を確実にするため、ブロックサイズは開示しませんでした。rPMS療法と集中的なOTは、入院翌日(Day1)から開始しました。評価は、2週間の治療後、14日目に実施し、評価後、さらに2週間(15日目~28日目)治療を繰り返しました。対照群では、評価後(14日目)、救済措置として4800パルスのrPMS療法を実施しております。治療から2週間後(28日目)に再度評価を実施しました。患者は、合計4週間の入院を経て、28日目に退院としました。また、rPMS療法の即時効果については、入院時およびrPMS療法の初回セッションで評価する予定です。退院後4週間後にrPMS療法の長期効果と安全性を50人の対象にて確認し、論文として発表しています。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
入院での対象が新規感染症にて減少したため、当初の予定よりは遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
減少せざるを得なかった感染症の状況も落ち着いてきており、これから研究課題の対象者を制限することなく受け入れていき、本研究を進める予定である。
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Causes of Carryover |
新規感染症により関連学会などへの参加が不可能であったことと、対象数も限定的であり、使用する額が予定より減ったため。 今後の計画として、対象を増やしいていき論文化や国内外への発信に使用する計画である。
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