2022 Fiscal Year Research-status Report
プレッシャー下の運動パフォーマンス-「あがり」のみを前提としないモデルの構築-
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19K20033
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Research Institution | Tokyo Seitoku University |
Principal Investigator |
佐々木 丈予 東京成徳大学, 応用心理学部, 助教 (40772554)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | パフォーマンスの最適化 / プレッシャー / あがり / クラッチ / メンタルトレーニング |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度も、新型コロナウイルス感染症蔓延の影響がスポーツ現場に残っていたため、研究目的に適う十分なデータ収集が難しいと判断し、予定していた調査の年度内の実施を断念した。その一方で、プレッシャー下で運動パフォーマンスが低下する「あがり」の現象に限らず、パフォーマンスが向上する場合や維持される(客観的なパフォーマンス結果が変化しない)といった現象に至るまで、国内外の文献を改めてレビューした。その結果、国際的な研究の流れとしても、「あがり」のみを前提としないパフォーマンスの最適化に関する領域として、例えば、プレッシャー下のパフォーマンスをAutonomous/Controlled/Utuned/Disruptedの連続体として捉えるMAPモデルが提唱され、実証的研究が進められていた。これらのレビューの成果については、雑誌への解説論文を発表した(佐々木, 2022)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
最新の研究をレビューした結果、予定していた調査の項目を精査する必要が生じたため。
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Strategy for Future Research Activity |
予定している2つの調査における項目が確定したため、随時実施していく。
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Causes of Carryover |
予定していた学会参加等を見送ったため次年度使用額が生じた。本年度は予定する学会参加等を行い執行する計画である。
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