2019 Fiscal Year Research-status Report
The construction of objective conditioning assessment system for athletes
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19K20046
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Research Institution | Kokugakuin University |
Principal Investigator |
小林 唯 國學院大學, 人間開発学部, 助教 (50782843)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | コンディショニング / アスリート / 睡眠 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,アスリートにおいても心拍リズム解析により睡眠の質の評価が可能であるか検証し,また,運動負荷量と睡眠の質への影響を解明し,アスリートのコンディショニングを客観的に評価するシステムを開発すること目的としている。 システム開発のために、3つの実験を計画している。①脳波と心拍・加速度の同時記録による検証、②アスリートの睡眠時心拍、加速度データの収集、③PSG法との整合性による検証である。運動負荷が睡眠の質にどのような影響を与えるのかを明らかにするために、2つ目に示したアスリートの睡眠時心拍、加速度データの収集を行った。ウェアラブル心拍・三軸加速度センサを用いた24時間の連続測定と生活時間調査を75名に対して実施し、解析の条件を満たしたデータを50名分得ており、順次解析を進めている。 今後は、脳波測定で得られる周波数特性と心電図測定で得られる心拍変動データを比較し,それぞれの特徴が一致するか検証を行うために、脳波と心拍加速度の同時記録をアスリート10名に対して行う予定である。さらに、心拍加速度法により推定された睡眠ステージが正しく判定されているのかについて、PSG法により検証を行うことで、アスリートにおいても心拍リズム解析により睡眠の質の評価が可能であるかを検証する。これらの研究で得た結果をもとに、Microsoft社が提供するプログラムVisual Basic for Applicationsを用いて,心拍・加速 度データより推定された睡眠ステージおよび,睡眠時間から睡眠の質を評価するプログラムを作成する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
31年度に予定していた測定のうち、心拍・加速度計を用いた測定は順調に行われた。一方、脳波測定に関しては、測定に使用する小型無線生体モニターを購入し、測定器納品後、予備実験を経て31年度末(3月)に脳波を用いた測定を実施予定であった。しかしながら、感染症流行による影響でヒトを被験者とする研究が困難になり、さらに大学施設の使用もできなくなったため、実験を中止せざるを得なくなった。被験者を学生にお願いしているため、大学からの許可が下りるまでは、現在も研究が開始できない状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度は、すでに測定されたアスリートの睡眠時心拍・加速度データの解析を進め、運動負荷が睡眠の質に及ぼす影響を明らかにする。さらに、Microsoft社が提供するプログラムVisual Basic for Applicationsを用いたプログラムの作成に着手する。 施設の使用および測定が許可され次第、脳波と心拍・加速度の同時記録による検証とPSG法との整合性による検証のための測定を実施する。得られた結果から、心拍・加速度データより推定された睡眠ステージと睡眠時間から睡眠の質を評価するアルゴリズムを作成し、コンディショニング評価システムを構築する。
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Causes of Carryover |
初年度に研究を遂行するために必要な測定機器(携帯型電気生理計測装置)のバージョンアップによる金額改定や税により、予定額を超過してしまうことから、100,000円の前倒し請求を実施したためである。尚、前倒しにより減額となった次年度の使用計画は、学会発表のために計上した外国旅費を、学内の個人研究費より支出することで補填することとする。これにより、機器購入に伴う超過分に関しては相殺することができるため、研究は当初の計画通り遂行することができると考える。
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Research Products
(1 results)