• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2021 Fiscal Year Research-status Report

対戦型スポーツにおける一流選手の対応能力に関する研究

Research Project

Project/Area Number 19K20064
Research InstitutionFukuoka Institute of Technology

Principal Investigator

城所 収二  福岡工業大学, 付置研究所, 研究員 (20756118)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2023-03-31
Keywordsプロ野球 / 打撃 / スイング速度 / タイミング
Outline of Annual Research Achievements

プロ野球は、国内野球の最高峰に位置するが、中でも1軍で活躍し続けられる選手はほんの一握りである。野手の場合、自分からモーションを起こせる投手とは異なり、対応力の高さが求められる。そのため、2軍で活躍できたからといって1軍でも活躍できるとは限らない。これは投手も同じだが、投手は球質や制球力、タイミングを計りづらい投球フォームといった投手自身の能力によって、活躍のほどは野手よりも予測しやすい。野手の技術的な評価指標としてスイング速度や打球速度がよく用いられるが、スピード要素はその選手のポテンシャルを表すもので、成績に直結するものではない。むしろ、スピードは最低限クリアしておくべき1つの基準と捉えるべきで、多くの選手は、特にシーズン中においてスピードの最大化よりも試合で結果を残すための対応力の向上に意識が向いている。そこで、本研究ではプロ野球選手、特に打者の速球への対応に関する技術改善に焦点を当て、いかなる技術要素が速球への対応力の差となって表れてくるのかを、バイオメカニクス的観点で評価することを目的とした。
プロ野球の1球団に所属する選手10名を対象に、打撃練習中のスイング動作を計測した。ピッチングマシンを正規の位置よりも打者側に近づけ、体感速度を高めた条件を設定した。また、各選手のインパクトポイントの基準を設けるために、スタンドティーによる打撃も実施した。スイング中の身体運動とバットの運動を、ハイスピードカメラと慣性センサにより計測した。また、打球の速度や角度はRapsodo Hittingにより計測した。ティー条件のインパクトポイントを基準に、マシン打撃の各スイングにおけるタイミング誤差を抽出した。さらに、打者の踏み出し足接地の瞬間、バットが加速し始めた瞬間とその後のバット軌道、胴体が回旋し始める瞬間をもとに、タイミング誤差や打ち損じの発生要因を検証した。現在、分析中である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

2021年度中に予定していた計測を実施しきれなかった。そのため、研究期間を1年延長した。

Strategy for Future Research Activity

2021年度内に計測は完了している。そのため、今年度は、解析作業と学術論文の執筆を進めていく。

Causes of Carryover

当該研究を次年度へ延長しなければならない状況になり、分析補助のための人件費、論文の英文校正費、論文の掲載料として助成金を次年度に残しておく必要ができたため。

  • Research Products

    (1 results)

All 2021

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results)

  • [Journal Article] Relationship between impact characteristics and launch direction in softball hitting: A study involving elite players2021

    • Author(s)
      Shuji Kidokoro, Yoshitaka Morishita
    • Journal Title

      PLOS ONE

      Volume: 16 Pages: e0260520

    • DOI

      10.1371/journal.pone.0260520

    • Peer Reviewed / Open Access

URL: 

Published: 2022-12-28  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi