2022 Fiscal Year Annual Research Report
小学校の体育授業における学習者の成功体験に関する研究
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19K20083
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
梶 将徳 早稲田大学, スポーツ科学学術院, その他(招聘研究員) (90824582)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 小学校 / 体育授業 / 学習者 / 内発的動機づけ / 体育科教育学 / スポーツ教育学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,体育授業の「成功体験」を概念的・構造的に明らかにした上で,小学校の体育授業における学習者の成功体験を味わうプロセスモデルを実践的に明らかにすることを目的としていた.最終年度にあたる2022年度は,主に,以下の2点の課題について取り組んだ. 1つ目の課題は,体育授業において学習者が成功体験を味わうプロセスを明らかにすることであった.この課題を明らかにするために,小学校の体育授業の参与観察,および学習者の半構造化面接を通して収集したデータについて,修正版グラウンテッド・セオリー・アプローチを用いて分析を行った.昨年度に引き続き,新型コロナウィルス感染症の影響によって,体育授業の参与観察を実施することができなかったため,改めて収集したデータの整理を行い,分析を進めた.分析を通して得られた知見については、国内誌に原著論文として投稿中である. 2つ目の課題は,これまで明らかにしてきた本研究の成果を発信することであった.この課題については,自身が編著を務めた『新時代のスポーツ教育学』(2022年8月出版,小学館集英社プロダクション)において,研究成果を発表した.具体的には,体育授業への適応感や,学習観,運動有能感など,本研究のテーマである小学校の体育授業における学習者の成功体験に関わる諸概念について,探索的に明らかにした結果を掲載した. 以上のように,2022年度は体育授業の参与観察で収集したデータ分析,および,これまでの研究成果の発信に努めた.
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